心を癒やすロボット「Qoobo」第2回「秘密の」ファンミーティングに潜入!
2019年10月31日、ハロウィンの日にユカイ工学でQoobo 第2回「秘密の」ファンミーティングが開催されました。
Qoobo誕生1周年のお祝いと新色のシルキーブラックの発売を記念してQooboユーザが招待されたファンミーティングなのですが、「秘密の」とはどういうことなのでしょうか? 気になりますね。
まずはユカイ工学代表の青木さんによる乾杯の挨拶から始まり、続いてQoobo開発者チームの誕生秘話のお話です。
Qoobo開発者チームによる誕生秘話
高岡さん(Qooboの発案・プロダクトデザイン)
高岡さんは、Qooboの発案者で、プロダクトデザイン担当です。
Qooboは2017年の社内開発合宿から生まれました。
最初のコンセプトは布団の中から出ないで、一緒に添い寝ができるというもの。高岡さんの実家では犬をたくさん飼っていて、東京では犬と一緒にいられず、寂しいという気持ちがありました。
最初は添い寝型デバイスとして作ったので「SOINE(添い寝)」というプロダクト名でした。
開発合宿の後、SOINEは封印してもう日の目を浴びることはない思っていましたが、2017年6月から商品化に向けて社内で動き始めました。
商品化するにあたってのコンセプトは以下の3つ。
2.使い方は「触ればわかる」
3.取扱説明書は絵本のように読みやすく
1.は触った人たちがいろいろな動物を想像するようにとのことです。2.は高岡さん自身が機械音痴なので、機械が苦手な人でも使えるようにとのこと。3.は高岡さんが取扱説明書を読んでも何が分からないかが分からないという経験が多々あり、気軽に読めるものがいいと思ったからです。
2017年9月にはティザーサイトを公開、その後10月にはCEATEC JAPAN 2017のために動画を公開しました(動画に出てくる犬は、エンジニアの伊藤さんが飼っている犬だそうです)
CEATEC JAPAN2017の米国メディアパネル・イノベーションアワードの受賞をきっかけにQooboの知名度は広がっていきます。
鷺坂さん(エンジニア)
鷺坂さんはQooboのしっぽの動きのプログラミングを担当しています。
高岡さんによる動きの素案のイメージから、モーションを具体的に考えていき、それをプログラミングで実装していきました。
しっぽの動きですが、ハートの軌跡を描いた動きや眠いときに船をこぐような動きが存在していたり、利用者が一定時間Qooboを撫でて初めて出る動きもあるそうです。みなさんご存知でしたか?
開発中は動きのプログラミングをしたQooboを高岡さんに一晩使ってもらい、それでOKかどうかを確認していたそうです。
巽さん(デザイナー・生産管理)
巽さんはデザイナーで、Qooboの生産管理をしています。
中国での量産の様子をご説明頂きました。
そして、「ONE MORE THING」ということで、現在進行中のプロジェクトについてもお話を頂きました。
こちらはまだSNS禁止ということで、内容がお伝えできません。ファンミーティングに来た方限定で公開でした。だから今日は「秘密の」ミーティングだったのですね!
ワークショップ
後半戦は、参加者とユカイ工学の社員の方が3チームに分かれ、GMOペパボのSUZURIというサービスを使い、Qooboグッズづくりを行いました。
こちらのグッズは以下のページで購入が可能です。
おまけ
ファンミーティング当日はハロウィンということで、各所にハロウィンな装飾がされていて、楽しい雰囲気でしたよ。
11月1日からはQoobo新色の「シルキーブラック(黒)」の販売がスタート。こちらはユーザーとファンの声をヒントに新色とカラーネーミングが決定されたというものです。
ご興味ある方はこちらの公式サイトページからご覧下さい。
今回のレポートは以上です。とても楽しいイベントでした。
Qoobo – SILKY BLACK
ABOUT THE AUTHOR /
北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。