インドのAmazonで新しいポータブルスマートスピーカー「Echo Input Portable Smart Speaker Edition」が発表された。
スピーカーを持たないマイクデバイスとして「Echo Input」という製品はすでに存在していたが、それとは製品コンセプトが異なっており、スピーカーとポータブルバッテリーを内蔵する製品となっている。以前米国で販売されていたバッテリー搭載のポータブルスピーカー「Amazon Tap」とコンセプトは似た製品だ。(現在Amazon.comではAmazon Tapは「取扱いなし」となっている。)
Echo Input Portable Smart Speaker Editionに搭載されるバッテリーは4,800mAhで、最大10時間の音楽再生、最大11時間のスタンバイが可能だ。筐体側面には、バッテリー残量を表示する4つのLEDと、ボリュームキーと電源ボタンがある。Amazon Echoファミリー特有の青いLEDリングは搭載されていないが、側面の素材はEchoファミリーらしいファブリック素材となっている。内蔵スピーカーサイズはEcho Dotの1.6インチに比べて若干小さい1.5インチとなっている。またEcho Dotにある3.5mmオーディオジャックの出力もないという違いはある。
Echo Input Portable Smart Speaker Editionの価格は定価5,999.00ルピー。現在17%OFFの4,999.00ルピーで販売中となっている。日本円でおよそ7,600円となる。Echo Dotにバッテリーを搭載した製品と考えるとリーズナブルな価格設定だ。出荷は12月18日からとなっている。
インドは停電が頻繁に発生するエリアも存在するため、ポータブルバッテリー搭載モデルへのニーズが他の国に比べて高いこともありインドからの発売となったと思われるが、Alexa搭載のポータブルスマートスピーカーとして、日本を含む他の国々にも出荷も期待したい製品のひとつだ。
Source:Amazon.in / Echo Input Portable Smart Speaker Edition
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。