A.L.I.が大規模な物流ドローン発表 最大積載量50kgで20km先まで!「空のインフラ」とプラットフォーム構想とは

エアモビリティ社会実現を目指す株式会社A.L.I. Technologiesは、スマートシティ社会やデジタル社会だけでなく、インフラ未整備・災害時にも対応可能な輸送垣根を解放する物流ドローンを12月25日に発表した。

同ドローンは、同社所有の国際特許”空のインフラ構想” をベースとし、ブロックチェーンによる機体認証 / 安全な物流ボックスとの連携による、次世代の物流構想を基に、同社が主催した東京モーターショーFAI Drone Tokyo 2019 Racing & Conferenceにてドローンのリアルタイムモニタリングを実現。また、大型機体による飛行試験にて複数台の遠隔自動運行と管理システムの機能(A.L.I.C.O.S.M.O.S.)の有効性を確認している。

▼ 同ドローンの特徴

【スマートバッテリー搭載】
A.L.I.C.O.S.M.O.S.との連携により、リアルタイムモニタリングと遠隔自動操縦を実現。ラッピングによるカラーバリエーションも可能で、エンジニアのテクノロジーデザイン性溢れるフォルムで集結した実用性の高い物流ドローンだ。オープンソースによる機能拡張性に優れ、デジタル通信時代を見据えた商品となっている。

【ペイロードは最大50kg】
二重反転ダクテッドプロペラによる整流と静音を実現、飛行不具合発生時にもゆっくりと自動着陸を実行する自動フェイルセーフ機能で安全性を高め、最大30分の飛行時間と時速40kmの飛行で、最大20km先までものを運ぶことが可能だ。また、ブロックチェーン技術によるセキュリティ機能はボックスだけでなく、機体の個別認証も可能とすることで輸送物の個別情報も守る。


空のインフラ構想とは

同社は、同年5月31日に「空のインフラ」実現に向けた構想と関連特許群を発表。ドローンが安全かつ高効率に社会実装するため、「ブロックチェーンを活用した複数通信網管制システムの構築」「社会実装シーン別の技術革新」など、『空のインフラ』構想に向けた具体的な取組みを行っている。




A.L.I.C.O.S.M.O.S.とは

C.O.S.M.O.S(コスモス)はUAVの自動運用の原則となる、機体の健全性、運用の確実性、周辺と運用者の安全性をより確実に計画・監視・管理することを可能にするためのドローンを含むUAV並びにエアモビリティのトラフィック管理プラットフォーム技術だ。

福島県ロボットテストフィールドにて運行管理システムの試験の様子


今後の展開について ~垣根を越える輸送手段実現へ~

同社は、インフラ整備の整っていない各国地域や災害時等における物資の輸送だけでなく、スマートシティ・デジタル社会に向け未来のテクノロジーへ拡張性の高いオープンソース型のシステムを実現したと述べており、近い将来、準天頂型衛星システム「みちびき」への対応も可能にすることで高度な位置情報をベースとした運行も実現するとのことだ。
今後も同社は、既存の発想に捉われず、ドローン、AI、ブロックチェーン等のテクノロジーを活用したプロダクトを開発してゆくとしている。


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ロボスタ編集部
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