自動車向けAI音声アシスタント対決!高評価はメルセデス? BMW? それともSiri? イードとロボットスタートが比較テストを実施

イードとロボットスタートは、海外では既に主流になりつつある自動車内のAI音声アシスタントの日本語環境における比較テストを実施した。対象はメルセデス・ベンツ、BMW、Apple、Google、LINEの5つ。
想定質問を200問用意し、それぞれのAI音声アシスタントに対し質問およびテストを実施し、評価を行った。また、音声AIアシスタント利用実態調査も実施し、使ったことがある人の割合や性能的な印象(評価)を集計した。


AI音声アシスタントのテストと評価

【評価対象】
メルセデス・ベンツに搭載されているMBUX
BMWに搭載されているBMW インテリジェント・パーソナル・アシスタント
車載接続モードを搭載している
 LINE(LINEカーナビ)
 Siri(CarPlay)
 Google Assistant(Android Auto)
の計5つのAI音声アシスタントを比較した。


使用感良好のMBUX、車両連動性が高いBMW

比較した結果、メーカーが純正で搭載するAI音声アシスタント対決では「MBUX」(メルセデス)と「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」は「ひきわけ」と判断した。
また、車載接続モード搭載スマートフォンAI音声アシスタント対決(LINE、Apple、Google)では、Apple「CarPlay」が高評価だった。

■参考データ(一部)


【調査担当者によるコメント】
・MBUXとBMWは「ひきわけ」。結果の数値評価ではBMW優位だが、体感性能はMBUXが優位
→ウェイク性能がよく、シンプルに使えるMBUX。使用頻度の高い音楽再生に強み
→BMWは車両との連動機能が充実。ただしウェイク性能が低く、応答音声が聞き取りづらい
・LINEカーナビは「堅実派」
→車載器単独で使えるが、車両との連動性は低い独自の立ち位置
→誤認識による回答が少ない堅実派
→ニュース、会話などエンターテインメント領域に強み
・Android AutoとCarPlayは、CarPlayの勝ち
→Android Autoは、目的地設定に特化。会話を楽しむ要素には対応せず
→CarPlayは、日本語環境へのローカライズを丁寧に実施している様子。リクエスト完遂率が高い

詳細の調査結果については、詳細データ付きのレポートを販売する。初回に付き日米中音声AIアシスタント利用実態調査と合わせて調査担当者訪問による報告会を実施する、としている。



質問の例









AI音声アシスタント普及に向けたアンケートも実施

既にAI音声アシスタントが普及しているアメリカ/中国と、日本のユーザーの実態を比較、AI音声アシスタントに対する利用状況や自動車内でのニーズに関するアンケートも行った。

日米中の違いで、日本が特徴的なのは「一度も車内用音声アシスタントを使ったことがない」という回答が約半数にのぼること、使用したことがある人を対象に聞いた「初めて音声アシスタントを使ったときの性能に対する印象」について、低い評価の返答が多いことがあげられる。

■音声アシスタント利用状況

■初めて音声アシスタントを使ったときの性能に対する印象

■車内での音声アシスタントの利用

これらの調査により、今後、日本語環境によるAI音声アシスタントの普及やその時期のヒントが得られるとした。先行する米中の市場では、AIを音声アシスタントとしてUI(User Interface)に活用するシーンが生活のなかで増えている。とくに車内では、運転するドライバーの補助的な役割だけでなく、家や街と繋がるコネクテッドカーのHMI(Human Machine Interface)としてモビリティの発展に大きな役割を担うことが期待されている、とした。

株式会社イードは、「iid 5G Mobility」でモビリティ革命への貢献を目指している。
第5次モビリティ革命を支援するアクセラレーターとして、この領域で新たに立ち上がるベンチャー企業や、この領域で新たな取り組みを行う企業に対し、情報支援、事業開発支援、マーケティング支援、商品・サービス開発支援、資金調達支援などを行うことを目的として、2017年夏より取り組みを行っている。
なお、音声コンテンツおよびロボット・AI・IoT関連の調査コンサルティングを行うロボットスタート株式会社は、イードの資本業務提携先となっている。

関連サイト
株式会社イード

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ロボスタ編集部
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