ソニーIEのロボットトイ「toio コア キューブ」と「キューブ専用充電器」発売 toioプログラミング教材の導入も開始へ

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は、子どもの創意工夫を引き出すロボットトイ「toio」の本体セットに付属している32㎜幅のロボット「toio コア キューブ」と「toio コア キューブ専用充電器」を2020年4月23日(木)に発売することを発表した。また、同社はtoioを活用した独自のプログラミング教材・カリキュラムを全国の小学校や民間スクールに4月より導入を開始する。




キューブはプログラミングなどの用途に最適な「簡易プレイマット」と「簡易カード」がセットになったパッケージで販売される。「簡易プレイマット」と「簡易カード」を組み合わせることで座標(絶対位置)を使ったプログラミングが可能。「キューブ」1台の希望小売価格は4,480円(税抜)。キューブ専用充電器の希望小売価格は3,480円(税抜)。


キューブを単体で購入したいユーザーからの要望 研究開発などにも利用可能

同製品は「toio 本体セット」に2台付属している32㎜幅のロボット「キューブ」を単体で購入したいという多くのユーザーからの要望に応えるもの。ビジュアルプログラミングなどパソコンを使ったプログラミングに特化した利用や、「キューブ」を多数使用したインタラクティブなアート作品、ロボット工学における自律移動やAIを用いた群ロボット制御の研究開発など、プログラミング体験や創作活動から専門家による高度なプログラミング用途まで幅広く利用できる。

「キューブ専用充電器」はコンセントで使用可能なUSB ACアダプターやパソコンのUSB端子等から、キューブ2台まで同時充電が可能な商品。USBケーブル(TypeA-microB)のみが付属。USB ACアダプターを持っていない場合は、購入する必要がある。

「toio コア キューブ」と「toio コア キューブ専用充電器」を購入してもカートリッジを使ったtoio専用タイトルは遊べない。プログラミング体験や創作活動などの利用用途で活用できる。


「toio」を使用したカリキュラムが小学校や民間スクールに導入開始

ソニー・インタラクティブエンタテインメントはロボットトイ「toio」を使用した独自のプログラミング教材・カリキュラムが、日本国内において全国の小学校や民間スクール(塾・教室など)向けに2020年4月より導入が開始されることを2020年3月16日に発表。



toioは、おもちゃのブロックや紙の工作物をキューブに乗せることで「好きな人形でダンスさせたい」「自分でつくったキャラで対戦したい」といったアイデアを叶える「トイ・プラットフォーム」。本体セットにゲーム機のような別売りのカートリッジを購入して遊ぶ仕組みになっており、本体には、コントローラー2個と、「コアキューブ」と呼ばれる小さいロボットが2個付属している。



教材・カリキュラムは、今春から開始される小学校でのプログラミング教育必修化や、文理横断型の探索学習としてSTEAM教育が近年国内外で注目されていることを背景に、SIEの開発協力の下、株式会社内田洋行および株式会社アフレルの両ビジネスパートナーと共に企画・開発された。

内田洋行から全国の小学校向けに導入される教材・カリキュラムは、小学校の算数の授業で「toio」を活用したプログラミング教材となる。また、アフレルから全国の民間スクール(塾・教室など)向けに導入される教材・カリキュラムは、「toio」を活用してアイデアを表現し、体験的にプログラミングを学ぶコンテンツとなる。

また「toio」公式ホームページ内に「toio×エデュケーション」ぺージを新たに開設。同ページでは、「toio」をプログラミング教育およびSTEAM教育に活用するための利点や実際に「toio」を既に学校教材・カリキュラムとして市内一括導入している熊本県人吉市導入事例を動画レポートと共に紹介するなど、子どものプログラミング教育方法に悩むの家族から学校、民間スクール関係者にも参考になる情報を掲載している。また、学校や民間スクール関係者から「toio」導入に関しての相談・お問い合わせ窓口も同ページに設置された。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、「toio」を通じて、子どもたちが試行錯誤を楽しみながら創意工夫する心を育む、新しいインタラクティブエンタテインメント体験をこれからも提供していくとしている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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