Sotaデベロッパー版をプレゼンSotaへと変更する組み替えサービス Sotaを所持する顧客向けにヴイストンが開始

ヴイストンは主に研究・開発用途に販売している「Sotaデベロッパー版」を「プレゼンSota」へと変更する「プレゼンSotaへの組み替えサービス」を開始することを発表した。「プレゼンSota」はPowerPointを使ってセリフを入力することで、Sotaでのプレゼンが簡単に実現できるもの。「Sotaデベロッパー版」を既に持っている顧客が対象。



「プレゼンSota」への変更サービス

「プレゼンSota」ではMicrosoft Office PowerPointと連動したプレゼンテーションが実行可能となるが、Sotaデベロッパー版にあった内部プログラムの開発機能や音声認識機能は無くなる。作業の際はSotaデベロッパー版に登録されているプログラムやアカウントなどは全て消去(初期化)される。内部の情報のコピーや保全と行ったサービスは行っていない。

以下のような顧客からの利用を想定
・Sotaデベロッパー版ほどの自由度の高い開発機体は不要である
・Sotaデベロッパー版で開発を行い、Sotaにプレゼンテーションを実行させるには手間がかかる
・Sotaデベロッパー版で行っていた開発プロジェクトと異なる、機体の新たな用途が欲しい

対象機体はSotaデベロッパー版 Intel Edison搭載モデル。Raspberry Pi版は対象外となる。プレゼンSotaへのプログラム書き換え費用は無償。別途「プレゼンSotaクラウド」の1年間ライセンス費用36,000円(税別)が必要。


PowerPointのノート欄に記載することで簡単に資料作成が可能

ヴイストンは自由度の高い開発が可能な「Sotaデベロッパー版」とMicrosoft Office Power Pointと連動したプレゼンテーションが実行可能な「プレゼンSota」を販売している。

「Sotaデベロッパー版」とは
自由度の高い開発が可能なデベロッパー向けモデル。総合開発環境「VstoneMagic」などを用いたプログラミングが可能。専用の音声認識・音声合成クラウドサービス「Sotaクラウド」の1年間ライセンスが付属するため、コミュニケーションロボットに求められる様々なサービスを実装することができる。

「プレゼンSota」はMicrosoft Office PowerPointと連動したプレゼンテーションが実行可能なプレゼン専用のSota。デベロッパー版と異なり、内部の開発などはできないが、PowerPointのノート欄にSotaに発話させたい文言や動作内容を記載していくことで、簡単にSota用プレゼンテーション資料の作成が可能。さらに、専用コマンドを入力することで、アニメーションの進行やモーション制御など、発表に必要な操作が設定可能。もちろんプログラミングは不要。

プレゼンSotaは単なるプレゼンテーションの実行にとどまらず、人間とロボットの掛け合いの演出、展示会等でのサイネージの無人化、さらにプレゼンテーションの画面を用いずロボット単体でのシナリオ実行ツールとしての使用など、様々なシーンでの活用が可能。

以下が「プレゼンSotaへの組み替えサービス」の詳細と注意事項。

■サービスの詳細(プレスリリースから引用)
・対象機体
Sotaデベロッパー版 Intel Edison 搭載モデル(Raspberry Pi版は対象外となります)

・サービス提供価格
プログラム書き換え費用:無償
「プレゼンSotaクラウド」1年間ライセンス費用:税別36,000円

・送付時条件等
Sotaデベロッパー版を弊社へお送りいただく際には、必ず元箱に入れ、ご購入時と同様の梱包状態にて発送してください。正しく梱包をいただけない場合、輸送時に破損などが発生する場合があります。この場合の破損については、有償での修理となります。(元箱をお持ちでない場合などは、別途ご相談ください)

・送料等
Sotaデベロッパー版を弊社へご送付いただく際の送料はご負担をお願いいたします
(弊社からの返送時送料につきましては、弊社にて負担いたします)

■注意事項
・お送りいただいたSotaデベロッパー版に登録されているプログラムやアカウントなどは、全て消去(初期化)されます。内部の情報のコピーや保全と行ったサービスは行いませんので、あらかじめ、お客様のお手元にて必要な情報をコピーしてください。

・プレゼンSotaからSotaデベロッパー版へ戻す作業は承っておりません。

・お送りいただいたSotaデベロッパー版に故障や不具合が生じている場合、保守サービスに未加入、あるいは保守サービス期間が切れている場合、原則として有償での修理となります。弊社より改めてご連絡をいたします。

・お送りいただくSotaデベロッパー版に適用されている「Sotaクラウド」に残存期間がある場合、「プレゼンSotaクラウド」の1年間ライセンスに追加して、残存期間もクラウドが有効となります。(例:「Sotaクラウド」の残存期間が2ヶ月間ある場合、「プレゼンSotaクラウド」は14ヶ月間(12ヶ月+2ヶ月)利用可能です)

・Sota機体のシリアルコードについても、本サービスの適用後も変更がありません。そのため、「Sota法人向け」サイトのアカウントへのSota機体登録状態は、本サービスの適用後も変更がありません。

・お送りいただくSota機体に、有効な「Sota保守サービス」が適用されている場合、「プレゼンSota」へのプログラム書き換え後も、保守サービスは有効となります。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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