アスラテックは、医療施設などの生活インフラ業種を対象に、新型コロナウイルス対策に活用できる自社のロボット活用ソリューションを期間限定で無償提供することを発表した。無償提供期間は2020年6月30日までを予定。新型コロナウイルスへの対策が喫緊の課題となっている病院や羅漢者収容施設など、インフラ関連が対象。
無償提供予定のソリューションは3種類。
【新型コロナウイルス対策向けロボット活用ソリューション】
・「VRcon for Pepper」による遠隔会話ソリューション
・遠隔操縦型ロボットによる消毒ソリューション
・自律走行型ロボット「RICE」による無人配送ソリューション
(無償での提供範囲は各ソリューションで異なる)
感染拡大を防ぐためロボットを活用
新型コロナウイルスが世界的にまん延している影響で、消毒や清掃、配達、会話など、無人で行えるロボットが注目されている。感染拡大を防ぐため、人と人の接触を減らすのに有効とみられている。
アスラテックでは、「配達ロボットやコミュニケーションロボット、ウイルスなどを消毒する作業を行うロボット、ロックダウン環境で警備や監視に使われるロボット、体温チェックや患者の症状測定を行うロボット」などをあげている。
「新型コロナウイルス対策向けロボット活用ソリューション」申し込みや相談は下記の問い合わせ窓口、またはメールで受け付ける。
問い合わせ窓口:https://www.asratec.co.jp/contact-business/
メールアドレス:info01@asratec.co.jp
以下はアスラテックのリリースより
日本国内の法人(個人および個人事業主は対象外)
緊急事態下においても稼働が必要な業種(医療機関、隔離施設、介護施設、物流施設など)
備考
無償でご提供できる範囲は、各ソリューションにより異なります。詳細は下記の各ソリューションの説明文をご確認ください。
お申し込み後、当社から条件などについてご連絡します。
実際の導入に先立ち、事前に打ち合わせをお願いします。(オンラインミーティングで実施)
対象施設でのサービス提供が難しいと当社が判断した場合、無償提供をお断りさせていただくことがあります。
ロボットによっては提供台数に限りがあるため、申し込み多数の場合はお断りさせていただくことがあります。
ロボットの送料などの実費を請求させていただく場合があります。
「VRcon for Pepper」による遠隔会話ソリューション
ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」(ペッパー)に、アスラテックの遠隔ソリューション「VRcon for Pepper」を組み合わせることで、Pepperを遠隔操作し、ロボットを使ったコミュニケーションを実現することができる。例えば、病院の受付での来院者の応答を、対面ではなくロボットを介したコミュニケーションで行うことが可能。
「Pepperによる遠隔コミュニケーション」のご提案(PDF)https://www.asratec.co.jp/wp-content/uploads/proposal_covid_vrcon-1.pdf
遠隔操縦型ロボットによる消毒ソリューション
株式会社中嶋製作所が取り扱う畜舎向け洗浄ロボット「クレバークリーナー」を消毒液無人散布作業向けにカスタマイズ。アスラテックが保有する遠隔化技術「V-Sido WebConnect」を用いる。このロボットを離れた安全な場所から操作し消毒作業などに活用できる。
「遠隔操縦型ロボットによる消毒ソリューション」のご提案(PDF)https://www.asratec.co.jp/wp-content/uploads/proposal_covid_clevercleaner-1.pdf
自律走行型ロボット「RICE」による無人配送ソリューション
屋内向けの自律走行型配送ロボット「RICE」(ライス)を無償でレンタルする。RICEは、ホテルのルームサービスなどで食べ物や飲み物を運ぶことができるロボット。隔離施設などにおいて、隔離対象者と接触することなく食べ物などを運べる。従業員や医療従事者への感染を防ぐ目的などに活用できる。
「自律走行型配送ロボット『RICE』活用」のご提案(PDF)https://www.asratec.co.jp/wp-content/uploads/proposal_covid_rice-4.pdf
アスラテックは「今回提供するソリューション以外に、アスラテックは新型コロナウイルス対策としてのロボットの活用に関するコンサルティングサービスも提供しています(初回の相談は無料)。今後もアスラテックは、ロボットの社会実装に向けたさまざまな取り組みを進めていきます」としている。
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アスラテック公式ホームページ