NTTドコモが小型軽量なMRヘッドセット「Magic Leap 1」を正式発売 リアルとデジタルがシームレスに融合したMR空間とは

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、「Magic Leap 1(マジックリープワン)」を6月19日から日本で初めて販売することを発表した。
マジックリープワンはMagic Leap社が開発した軽量なMR(複合現実:MixedReality)ヘッドセット。
マジックリープワンが謳うリアルとデジタルがシームレスに融合したMR空間とは。
サービス開始3ヶ月目にして登場した5Gサービスの真価を期待できるデバイス、マジックリープワンが提供するインタラクティブな世界とはどのようなものなのかを紹介したい。


マジックリープワン

マジックリープワンはMRデバイス、つまり、現実世界をスキャンしつつ、透過型のディスプレイに情報や画像を重畳して表示することが出来るデバイスだ。
現実世界やユーザーの情報をカメラやセンサーで取得しているので、「キャラクターのグラフィックスは机などの家具で見えない部分は表示しない」などと言った現実世界の影響を考慮した表示ができたり、ハンドトラッキングやヘッドトラッキングによるコマンドにも対応している。


また、広い視野角を備えたディスプレイ部は演算装置などが入っている部分と分割されたことにより、長時間の使用にも耐えうる軽快な装着感となっている。

視野角 50°
解像度 1.3Mピクセル(片目あたり)
リフレッシュレート 120Hz
表示色 1680万色
重量 ヘッドセット部:316g コントローラー部:151g プロセッサ部:436g
RAM/ROM 8GB/128GB
連続使用 3.5時間
CPU NVIDIA® Parker SOC 
(Denver 2.0 64bitデュアルコア + ARM Cortex A57 64bitクアッドコア)
システム用に3コア、アプリケーション用に3コアを使用
GPU NVIDIA Pascal™ 256 CUDAコア
動作速度 最大1.7 GHz
Bluetooth (対応バージョン)Bluetooth 4.2
Wi-Fi (対応通信規格)WiFi 802.11ac/b/g/n
トラッキング機能 ヘッドトラッキング、ハンドトラッキング
価格 249,000円(税抜)
発売日 2020年6月19日(6月9日予約開始)




期待のマジックリープワン、たとえばどんな使い方が?

今回のドコモからの発表では顧客対象を「さまざまな分野でMR技術の活用をお考えの法人さまや、個人のお客さまを含むXRコンテンツクリエイター向け」としている。
このことから、現状はまだまだコンテンツを開発していく必要がある段階のものと考えたほうが良さそうだ。
ではマジックリープワンはどのようなコンテンツを開発していくのに適しているのだろうか。
マジックリープワンはドコモオープンハウスにて大量に体験型展示が制作されていたため、コンテンツを体験して特徴を知っているロボスタ読者も多そうだが、あらためて挙げてみると下記のようになる。

大きなものとしては
①軽量で視野角が広いこと
②空間認識機能が高精度であること
③3D音響など、臨場感を演出する機能があること
などだ。

これらを十分に使えば、自宅でゲームをする際に、リビングの壁からキャラクターが出てきたり、テーブルの上にキャラクターを置いて歩かせるようなことも出来るし、

ビジネスに利用するならば遠隔地にいるチームメンバーとでもあたかも同じ空間にいるように作業ができるという。
5G通信を使うことで、遠隔地であってもリアルタイムにファイルや環境に関する情報を伝えあったり、トレーニングや複雑なオペレーションに活用することなども想定しているようだ。

コロナ禍で移動や共同作業に対する制限が強くなっている中、このようなxRデバイスへの要請は高くなっている。
3月からサービスがスタートした5G推進の起爆剤になりうる「触れる未来のデバイス」マジックリープワンは全国102店舗のドコモショップ5Gコーナーにて展示されるということなので、ぜひ期待していてほしい。
また、開発者向けには専任のサポートチーム、活発な開発者コミュニティなどの体制を敷き、アライアンスを組んだパートナーも世界有数の企業が数多くいる。
アイデアをお持ちの方はぜひ参加してみてはどうだろうか。

一般向け問合せ先
ドコモの携帯電話から:151
一般電話等から:0120-800-000
法人向け問合せ先
ドコモ・コーポレートインフォメーションセンター


関連サイト
製品ページ
マジックリープ用アプリ
開発者向けサイト

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梅田 正人
梅田 正人

大手電機メーカーで生産技術系エンジニアとして勤務後、メディアアーティストのもとでアシスタントワークを続け、プロダクトデザイナーとして独立。その後、アビダルマ株式会社にてデザイナー、コミュニティマネージャー、コンサルタントとして勤務。 ソフトバンクロボティクスでのPepper事業立ち上げ時からコミュニティマネジメント業務のサポートに携わる。今後は活動の範囲をIoT分野にも広げていくにあたりロボットスタートの業務にも合流する。

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