かんぽの宿 ロビーや大浴場の混雑状況を利用者が確認できるソーシャルディスタンス・AIカメラを導入 アースアイズが開発

65年の歴史を持つ「かんぽの宿」は安心安全の信頼感を未来に継承していくための試みとして、ソーシャルディスタンスカメラ・システムを「青梅」と「石和」に導入。
このシステムを使うと、ユーザーは「ロビー」「レストラン」「大浴場前」等における人の混雑状況を、自身のスマートフォンのアプリなどで確認できる。スマホに映る人の画像は代替画像(ホネホネ人間)に差し替えられるため、個人情報は保護されるしくみ。アースアイズ株式会社が開発した。アースアイズによれば、ホテル業界としてはAI搭載の3密対策として初の試みになる。


プライバシーを守って混雑状況を確認「ソーシャルディスタンスカメラ」

AI搭載の防犯カメラで実績を持つアースアイズ株式会社は、ソーシャルディスタンスカメラの第一号として6月23日(火)より日本郵政が運営する「かんぽの宿」において運用を開始したことを発表した。

「ソーシャルディスタンスカメラ」は3D空間認識技術で施設内外の人数や人と人の距離を認識し、混雑レベルを検出。利用者はスマートフォンなどからその混雑レベルを画像で確認できるため、直接施設内の混雑状況をタイムリーに把握した上で来場することが可能。画像は代替画像になるため、個人が特定されることはない。


従来のカメラとは異なり、来店客の骨格を検出してホネホネ画像に代替して表示するため、プライバシーを守ることができる


かんぽの宿では計5台ソーシャルディスタンスカメラ連動のIPカメラを設置

かんぽの宿ではロビー、レストラン、大浴場前に計5台ソーシャルディスタンスカメラ連動のIPカメラを設置し、サーバーで処理している。ユーザーは各場所へ行く前に読み込んだQRコードからそれぞれの場所の混雑状況を個人情報が保護された画像で確認できる(正確な人数を目で見て確かめられる)。また、蓄積情報から曜日や時間帯などの特長で混雑予測も確認できるようになる。


混雑状況をスマートフォンで簡単に確認

混雑状況のイメージ


3密を防ぐAIシステム導入宿として、ソーシャルディスタンスカメラを導入

かんぽの宿は誰でも宿泊できる、それぞれの立地を活かしたゆったりとくつろげる「人にやさしい宿」を目指している。しかし今回の新型コロナウィルスの感染拡大により、外出自粛要請にも伴って一時休業などの措置をとった。そして自粛要請が解除された今、よりユーザーの安心安全な宿泊施設として未来へ継承していくために「3密を防ぐ」対策のため、ソーシャルディスタンスカメラを導入。3密を防ぐAIシステム導入宿として、青梅と石和から稼働する。


かんぽの宿の新型コロナウィルス対策

かんぽの宿では新型コロナウィルス対策として以下のような取り組みを行っている(一部)。詳細は公式サイト内で確認できる。

・館内主要箇所に消毒液を設置。
・利用者の手が触れる機会の多い箇所、および備品の消毒を定期的に実施
・定期的に館内を換気
・利用者間の間隔を空けるため、ロビー、レストラン等は一部の席の利用を制限
・レストランでの料理提供の方法を「配膳回数」、「食器への接触回数」を減らすようにしている


ソーシャルディスタンスカメラを展開する「アースアイズ」と「日商エレ」

昨今の新型コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言の中で、スーパーマーケットやドラッグストアが混雑し密集する一方、飲食店やデパート、遊園地、宿泊などの施設は、一時的な休業に追い込まれた。アースアイズは人を自動認識できる技術はもちろん、カメラで測距できる(目標までの距離を測る)特許技術を取得している。

この技術を応用し、人と人の距離を保ちながら、安全かつ快適に利用できるソリューションを提供できないかと模索、研究し、今回ソーシャルディスタンスカメラの開発に成功。アースアイズと日商エレクトロニクスは、2020年4月に資本業務提携を開始。共にICTで安全安心な社会づくりの支援を目指す協業の第一弾としてソーシャルディスタンスカメラを展開している。

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山田 航也
山田 航也

横浜出身、1998年生まれの20歳。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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