家族の絆を繋ぐ未来のファミリーロボット「BOCCO emo」(ボッコ エモ)発表 光るほっぺと動くボンボリが可愛い emo語も話す

ユカイ工学は、未来のファミリーロボット「BOCCO emo」(ボッコ エモ)の報道関係者向けオンラインお披露目会を開催した。これは「BOCCO emo」のクラウドファンディングの開始に合わせたタイミングのもので、同ホームページも公開された。クラウドファンディングの期間は10月19日(月)から60日間を予定(目標金額は1,000,000円)。


「BOCCO emo」は「BOCCO」に続くシリーズ第二弾となり、以前から開発中のものやパートナー制度等が公開されていたが、価格(料金)や機能、細かな仕様について正式に発表されるのは今回が初めてとなる。

「BOCCO emo」の特徴をひと言で一気にいうと、ほっぺが光って、ぼんぼりがビョコビョコ動いて可愛くなって、音声で話しかけて会話ができて、人感センサー内蔵で人がいることを認識し、話しかけるとemo語で応え、オリジナルの名前を付けて呼ぶことができて、会話をすればするほどユーザー好みの存在になっていく・・そんなロボットだ。

「BOCCO emo」の共感型音声認識インタフェース

■BOCCO emo | 照れたり、ムッとしたり、そわそわしたり。どこか懐かしい、未来のファミリーロボット



「Wi-Fiモデル」と「LTEモデル」

「BOCCO emo」は大きく分けて「Wi-Fiモデル」と「LTEモデル」が用意される。
クラウドファンディングではWi-Fiモデルのスタンダードが33,000円(送料・税込)、早期割引価格(Early Bird)が30,000円、超早期割引(Super Early Bird)が28,000円となっている。既にWi-Fiの通信環境があるお宅には最適なモデルとなる。


「LTEモデル」は、ビジネスパートナーのネコリコ社がサービス提供するもので、+5000円でLTEモデルに変更できる(Wi-Fiは使用できない)。LTEモデルには通信用のSIMが内蔵されており、製品が届いて開封するとすぐに「BOCCO emo」を利用できる利点がある。ただし、月額の通信料がかかる(800円/月額)。


Wi-Fiモデルの場合は、オプションのセンサー(つみきセンサー)が別売となっており、振動センサ、鍵センサ、部屋センサ、人感センサが各3500円、4種セットが10,500円。




「BOCCO emo」は何ができる?

「BOCCO」シリーズの最大の特徴は、スマホアプリと「BOCCO emo」でメッセージのやりとりができること。スマホのアプリからはテキストでメッセージを送信し、スマホを持っていない子どもや高齢者は「BOCCO」でそのメッセージを聞いて(読み上げ)、音声で返信できる。


その他、天気予報やリマインダー(スケジュール)機能等、基本機能が搭載されている。



ここが可愛い、ここが進化

「BOCCO emo」では、頭にユラユラ動く「ボンボリ」(アンテナ、ちょんまげ)を装備した。独特な動きを出すためにアクチュエータから独自に開発した。更にほっぺたが光って感情を表現する。これらがすごく可愛い。


BOCCO emoは本体に、マイクアレイと音声認識ボードを搭載。本体側で音声認識や音声合成をすることで応答のレスポンス(反応)が向上した。通信の負荷も少ない。


また、独自の会話エンジンを搭載。日本語で話しかけたり、ひとりごとなどに対してemo語で応えたりする。シーマン人工知能研究所と共同開発した会話エンジンは、会話育成ゲーム「シーマン」シリーズの知見が組み込まれている。

報道関係者向けオンラインお披露目会では、開発者の思いが動画で紹介された。

■BOCCO emo 開発ストーリー | 照れたり、ムッとしたり、そわそわしたり。どこか懐かしい、未来のファミリーロボット




「BOCCO emo」との生活のはじまりに

「BOCCO emo」のクラウドファンディングを気軽に応援できる「応援プラン」が1,500円で用意されている。内容は、BOCCO emoに同梱されるオリジナルの絵本を別途リターンとして得られるもの。内容は「昭和のアニメの第1話的なもの」(ユカイ工学)で、「BOCCO emo」が家にやってくるストーリーが楽しめるという。(「BOCCO emo」本体製品には同梱されている)

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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