アプリ「+Style」に「Alexaとすぐ連携」機能を搭載 スマート家電をすぐに音声でコントロール 10の新機能がアップデート追加

プラススタイル株式会社はアプリ「+Style」の新バージョン「1.1.5」を、Android/iOS向けに公開した。今回のアップデートではAmazon Alexa連携をアプリ「+Style」内で完結できる「App to App」を含む10件の機能追加・改良が実施された。




スマートフォンアプリ「+Style」とは

スマートフォンアプリ「+Style」では「あらゆる人に、ちょうどいい」をコンセプトとした+Styleのスマート家電・デバイスを操作することができる。「タイマー」「天気」「GPS」「+Styleデバイス」「スマートスピーカー」と連携する機能では、起床/就寝時に照明などをON/OFFにしたり、気温が25度以上になったらリモコンと連携設定したエアコンをONにしたり、自宅周辺に到着したらコーヒーメーカーをONにしたりといった設定が可能。


価格
無料
対応OS
【iOS】iOS 9.0以上
【Android】Android 5.0以上

iOS
https://itunes.apple.com/jp/app/+Style/id1435558396

Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.plusstyle.cn

Google アシスタントアプリ
https://assistant.google.com/services/a/uid/0000003873e82861

Amazon Alexa スキル
https://www.amazon.co.jp/dp/B07KG36CTR/


新機能1.「App to App」Alexaとすぐ連携

「App to App」はアプリ内で他アプリとの連携を完了できる機能。今回のアップデートによりアプリ「+Style」と同じスマートフォンにアプリ「Amazon Alexa」でログインしている場合、アカウントの連携作業を行うだけでIDやパスワードを入力することなく、すぐに家電を音声コントロールできるようになる。


補足:Amazonアカウントにログインしていないデバイスではアプリ「+Style」内でログイン作業が必要。また、アカウント連携後すぐに音声コントロールする場合は、アカウントを連携する前に+Style家電を登録している必要がある。連携後に+Style家電を登録した場合は、Amazonアカウントと再連携する必要がある。

これまで、+StyleユーザーがAmazon Alexa搭載スピーカーで家電を音声コントロールしようとする場合、Amazon Alexaアプリ内でAmazonスキルを検索し、+Styleアカウントにログイン・認証する必要があった。また、一般的に連携するアプリが決まっているにもかかわらず検索・ログイン作業が必要となることが、音声コントロールを導入する一つの障壁となっていた。

今回のApp to App対応により、アカウント連携の作業フローを簡略化。Amazon Alexa搭載スピーカーを利用、または導入を検討中のユーザーが、+Style家電の音声コントロール機能を利用しやすくすることで、スマートスピーカーによるスマートホーム環境の構築を後押しする。なお、+StyleアカウントとAmazonアカウントを連携するだけですぐに利用できる+Style家電の音声コマンドは下記の通り。


設定なしで利用可能できる「Amazon Alexa」主な音声コマンド

スマートマルチリモコン
テレビ:「テレビをつけて/消して」「チャンネルを1にして/上げて/下げて」「ボリュームを上げて/下げて/ミュートにして/消音にして」
エアコン:「エアコンをつけて/消して」「暖房をつけて/消して」「エアコンを〇度にして、温度を上げて/下げて」
扇風機:「扇風機をつけて/消して」

スマートWi-Fiプラグ
「プラグをつけて/消して」

スマートLED電球
「照明をつけて/消して、明るくして/暗くして」

スマートロボット掃除機 G300
「ロボット掃除機をつけて/消して」

スマートモード「シーン」を設定済みの場合(今回追加された新機能、記事内で紹介)
「(シーン名)をつけて/消して」

※2020年10月時点。+Style・Amazonにおいて実施されるソフトウェアアップデートにより、文章通りに動作しない場合がある。


新機能2.「スマートモード」UI変更

「条件」を設定することで、家電が動く「タスク」が自動的に動作するように設定できる「スマートモード」のユーザー・インタフェース(UI)が改善。これまでは一つの設定画面内に「条件」と「タスク」が並列していたのに対し、新UIでは「条件」を設定後に「タスク」を設定するフロー形式に表示を改良。「”条件”によって”タスク”が動作する」と前後関係を認識しやすくなった。この改良に伴い、従来は文字だけの表示だった条件やタスクの各項目にアイコンを追加。「天候」「場所」「スケジュール」「デバイス」とそれぞれ何を設定できるのか視認しやすくなる。


新機能3.「日の出・日の入り」時間設定

「スマートモード」において従来より提供してきた「日の出・日の入り」時間の条件設定では、日の出時間、日の入り時間のタイミングでしか時刻を設定できず、「日の入り前に部屋が暗くなるから、スマート照明の点灯時間が遅い」などの問題があった。
新設定では「日の出・日の入り」のどちらも、最小5分から最大5時間まで設定できるため、「日の入り時間の1時間前にスマート照明をON」といった操作が可能。


5分~1時間までは5分単位、1時間から5時間までは1時間単位で設定可能。



新機能4.「Apple ID」連携

iPhoneにおいて「Apple ID」による+Styleアカウントへのサインインが可能になった。なお、+StyleがApple IDより取得するのは設定した名前とメールアドレスのみで、パスワード情報は取得しないため、プライバシーを気するユーザーでも安心して利用できる。
「Appleでサインイン」の詳細は、Apple Webサイトで確認できる


新機能5.「Androidショートカット・ウィジェット」

Androidスマートフォンにおいて、ショートカット機能とウィジェット機能に対応。ショートカット機能では、よく利用する+Style家電、例えば「スマートマルチリモコン」や「スマートLEDシーリングライト」などのコントロール画面に直接アクセスすることが可能。

一方のウィジェット機能では、登録済みの+Style家電すべてを一覧表示することが可能な「デバイスコントロール」と、スマートモードにおいて設定した「シーン」を、すぐに動作させられる「シーンコントロール」をホーム画面に表示できる。



シーンでは頻繁に利用する「テレビのチャンネル設定」や「家電すべてOFF」などの設定が可能なため、ウィジェット表示によってスマホを操作しながらすぐに家電操作することが可能。


新機能6.「Wi-Fi設定フローの変更」

+Style家電を登録する際、これまではデバイスを「登録モード」にしてから「Wi-Fi設定」するフローを採用していたが、今回のアップデートによりフローを「Wi-Fi設定」から「登録モード」に変更。この見直しによりWi-Fi登録時に生じやすい、設定時間のタイムアウトを削減する。


新機能7.「実行したシーンログの表示」

スマートモードで設定した「シーン」のログを過去7日間に渡り保持、表示する。実際にシーンが動作したか、どのシーンが動作したかさかのぼることができるほか、失敗した場合にはログデータを確認することで理由を確認できる。


新機能8.「複数デバイスの一括管理」

+Style家電を複数利用する場合、自宅で設定した部屋グループ間の移動や削除が、操作したいデバイスを長押しするだけで設定の変更画面に遷移するようになった。設定の移動・削除操作で一般的な、項目が細かく震えるインタフェースを採用したことでより直感的に+Style家電を管理できる。


新機能9.「グループ追加リクエスト」

家族のスマートフォンなどにアプリ「+Style」を新たに追加する際、アカウントを作成する前でも自宅の設定を共有できるリクエスト機能を用意。これまではアカウント作成後にグループ追加する必要があったが、アカウント作成の招待からアカウント作成ができるようになったことで、新規ユーザーの作成、並びに設定の共有が簡単になった。


新機能10.「ON/OFFトグルの対応」

「スマートWi-Fiプラグ」のような製品のスマートモード実行時に、一定条件を満たすとONの時はOFFに、OFFの時はONに逆の設定に切り替わる機能が追加。スマートセンサー(人感)などで動きを感知した際に、スマートWi-Fiプラグを挿した照明が点灯/消灯するといった動作が可能。

関連サイト
プラススタイル

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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