コミュニケーションする「スマート仏壇」とは!?「コハコ」がコンセプトムービーを公開

「会話できるような仏壇がほしい」
「インテリアと自然になじむ仏壇がほしい」
「自分が亡くなった後も身近に感じてほしい」
「家族にメッセージを遺したい」

インテリア・空間になじむだけでなく、故人の名前を呼びかけると遺影が現れたり、故人が生前に遺したメッセージを受け取れたりするといった新しい体験が可能なスマート仏壇「コハコ」。

テクノロジーを活用した新たな仏壇の開発を手掛ける「コハコ」プロジェクトは、故人をより身近に感じられるスマート仏壇「コハコ」のコンセプトモデルを2019年版プロトタイプからアップデートし、専用アプリの開発に加え、新たに「リモート法要サービス」も携え、現在、2021年の製品化を目指して開発を進めている。販売価格は30万円前後を予定。公式WEBサイトにて最新のデザインとコンセプトムービーを見ることができる。



【「コハコ」プロジェクトについて】
デジタルデザインスタジオの株式会社BIRDMAN、および、映像プロダクションの二番工房が発起人となり、企画/株式会社オムニバス・ジャパン、プロダクトデザイン/株式会社COLOR.の協力のもと、1,000年以上続く仏壇の歴史を塗り替えるべく、立ち上がったプロジェクト。「コハコ」のコンセプトとデザインを製品として実現すべく、製造・販売パートナーを募集しており、プロジェクトに関する問い合わせは、公式WEBにて受け付けている。



■【動画】コハコ | コミュニケーションする仏壇


スマート仏壇「コハコ」 コンセプト

身近に置けて、名前を呼びかけると遺影が現れる「コハコ」は、大切な故人をずっと身近に感じたいと考える人たちから注目され、2019年の発表以降、国内はのみならず、海外からも多くの問い合わせを受けており、現在は製品化に向け、デバイス、アプリ、そしてサービスと、アップデートを重ね、一歩一歩歩み続けている。同アップデートにより、本体のデザインはさらにシンプルに、上質な佇まいの実現を目指して素材も見直した。本体のカラーは、ホワイトとブラックの2色が登場。仏壇として大切な、御本尊やお位牌はいつでも引き上げて手を合わせられるように進化した。また、位牌台の周囲には上質な金属素材を用い、クリスタルデザインの御本尊は、宗派に合わせて選べるようになっている。また、同じくクリスタルの位牌を位牌台に設置することで、故人の写真や動画を再生できるようにする「キー」として設計した。



今回は、新たに「コハコ」本体を操作できる専用アプリも開発。アプリは、あらかじめ登録した写真やメッセージ動画などのコンテンツをWi-Fi接続した本体デバイスへと転送する役割を担う。年配の方でも簡単に扱えるよう、UIには徹底的にこだわった。また、「コロナ禍にあって大切な法要が行えない」という悩みを解決するため、アプリを通じて自宅から離れたお寺の読経を中継するサービスを現在開発中だ。

アプリイメージ

アプリイメージ

リモート法要サービスイメージ



▼ デザインの特長

サイズ 幅180mm 奥行180mm 高さ311mm
モニター 7.9インチ高精細IGZO液晶パネル
素材 ガラス(正面)、鉄/マット塗装(白・黒部分)、
アルミ/アルマイト加工(グレー・シャンパン・ゴールド部分)
インターフェース LEDタッチセンサー:天面を触るとおりんが鳴る
各種センサー:人感センサー、音声認識
スピーカー:おりんの音や動画音声を再生

「コハコ」仕様イメージ

企画・開発担当者コメント

身近でインテリア・空間に溶け込むデザインでありつつも、仏壇と呼ぶにふさわしい“上質な佇まい”を目指して、素材選びから見直しました。設計の耐久性にもこだわり、いっそう末永くお使いいただける仏壇を実現していきます。センサーを活用したモダンなUIは、「仏前で手を合わせる」という行為を、より身近で自然なものにしてくれます。



なお、2020年版プロトタイプの実機は、2020年11月24日(火)~26日(木)まで東京ビッグサイトで開催中の「第6回エンディング産業展」会場にて展示している。

▼ 第6回エンディング産業展」

開催期間 2020年11月24日(火)・25日(水)・26日(木) 10時~17時
会場 東京ビッグサイト青海展示棟Aホール
入場料金 当日2,000円(税込)


「コハコ」公式WEBサイト:https://www.cohaco.rip/

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ロボスタ編集部

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