「からあげクン」調理を自動化、テックマジック製の揚げロボットをローソンが導入 動画を公開

TechMagic株式会社は、KDDI株式会社と株式会社ローソンが運営する「ローソン 高輪ゲートウェイシティ店」に、揚げロボット「F-Robo」を導入したと発表した。同店舗は「Real×Tech LAWSON」1号店として、リアル店舗の業務効率化・最適化を目指すテクノロジー導入の実証店舗となっている。



「からあげクン」調理を自動化、従業員は付加価値の高い仕事へ

「F-Robo」は、ローソンの人気商品「からあげクン」の調理において、従業員が通常行う揚げ・油切り・盛り付けの工程を自動化するロボット。これまで手作業で行っていた負荷の高い業務をロボットが担うことで、従業員は接客や売り場づくりなど、より付加価値の高い業務に集中できる。



ホットスナック調理に最適化

「F-Robo」の主な特長として、ホットスナック調理に最適化された設計が挙げられる。フライヤーの油温検知からカゴ揺らし、油切り、自動盛付まで一貫制御を実現し、省人化と高品質化を両立。また、扉ロック付き安全カバーや誤動作防止スイッチなど、安全面にも配慮した設計となっている。

本体サイズはW600mm×D600mm×H1800mmのコンパクト設計で、既存店舗への導入も容易。テックマジックは、この取り組みを皮切りに店舗オペレーションの自動化・デジタル化を推進し、将来的には顧客体験の進化やエネルギー効率向上、フードロス削減などの社会課題解決にも寄与する店舗インフラの構築を目指す。

【揚げロボット「F-Robo 」の特長】
・からあげクン等ホットスナックの調理に最適化
 - 通常はマニュアルで行っている負荷の高い揚げ動作・盛付までを自動化
・省人化・高品質化を両立
 - フライヤーの油温検知・カゴ揺らし・油切り・自動盛付までを一貫制御
・安心安全な運用
 - 扉ロック付き安全カバー、誤動作防止スイッチ、各種エラーモニタを搭載
・導入容易な筐体設計
 - W600mm×D600mm×H1800mmのコンパクト設計で店舗環境にフィット

■動画 揚げ調理自動化ロボット F-Robo (ローソン)

テックマジックは2018年設立の企業で、調理ロボット事業では大手飲食チェーン店の厨房内調理工程を自動化し、業務ロボット事業では食品工場やセントラルキッチンでの単純作業を知能ロボットによって自動化するソリューションを提供してきた。同社は単なる省人化ではなく「人の手から生まれる幸せを人と一緒に生み出していく」ロボットの開発を目指している。

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