IoTデバイス通販サイト「SORACOM IoTストア」がリニューアル 用途や技術で選びやすく 、IoT DIYレシピも拡充

株式会社ソラコムはIoTの専用デバイスが1個から注文できて、すぐ届く、IoTデバイス通販サイト「SORACOM IoTストア」を2021年1月8日にリニューアルすることを発表した。


リニューアル1 検索機能の強化

「SORACOM IoTストア」では2021年1月8日より検索機能を強化。具体的には利用予定の携帯通信キャリア網(NTTドコモ網、KDDI網、SoftBank網、海外ネットワーク網)、通信規格(セルラーやLPWA等)、センサーの種類、電源供給方法、屋外利用の可否などのキーワードから絞り込み、取り組むIoTプロジェクトに適したデバイスをスムーズに選定できるようになった。


キーワードによる絞り込み機能を追加


リニューアル2 SORACOMユーザー作成「IoT DIYレシピ」を追加

IoT DIYレシピに「SORACOM Makers」レシピを追加する。同レシピではSORACOMのユーザーが実際に作成し、その手順を公開している記事の一部をIoT DIYレシピとして紹介する。これらにより「IoTで ごみステーション扉開閉を遠隔から把握」、「IoTボタンで在宅勤務の勤怠打刻」などの身近なアイディアの実現をサポートする。なお、2021年1月現在、同レシピを含め、すでに23個のIoT DIYレシピが公開されている。



IoT導入の障害を感じるのは「人材・スキル」

昨今の社会情勢を受け、非接触、移動抑制といった新しい行動様式がビジネスの現場にも浸透しつつある。IoTの活用シーンは広がり、現場を訪れることなく遠隔地の設備を管理する、センサーを使って混雑度を共有するといった場面でも実践が進んでいる。

IoTを活用するためにはセンサー、通信デバイス、クラウド、アプリケーションなどの複合的な専門知識が必要となるため、「IoT活用のアイディアはあるが、IoTシステムに詳しい人がいない」、「何から始めたら良いかわからない」などの声もあるという。
ソラコム主催のIoT技術を学ぶラーニングイベント「SORACOM Technology Camp」の参加者アンケートによると、IoTを始める際の障害と感じる点として「人材・スキル」が最も多く、4割以上の方が課題だと答えている。


ソラコムではこのようなニーズに応えるべく、2020年4月に「SORACOM IoT ストア」を開設し、実際に利用実績も多いIoTデバイスをウェブサイト上での手続きのみで1個から入手できるように拡充してきた。さらに、「温湿度の計測」、「遠隔アクセス」、「冠水検知」などの具体的なIoT活用シーン別に必要となる機材一覧とデバイス開発からクラウド連携までのステップ毎の手順が記載された「IoT DIYレシピ」を順次無料公開し、初めてのIoT活用をサポートする。


利用実績の多いIoTデバイスを1個単位で入手できるSORACOM IoTストア」

ソラコムはこれからの社会を支える誰もが使えるようにする「IoTの民主化」を掲げ、SORACOMを通じて最新のIoT技術を活用する障壁をさげ、テクノロジーを用いたイノベーションをサポートしていくとしている。

関連サイト
SORACOM IoTストア

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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