ロボットチーム「Phoenix Robots」「INPUT」が2種目のロボット対戦競技をケーブルテレビ(NCT)とYouTubeで生配信

ロボットチーム「Phoenix Robots」とロボットチーム「INPUT」は2021年2月13日(土)に長岡ものづくりフェアオンラインにて「ロボットエキシビションマッチ」を共同開催し、2種目のロボット対戦競技の様子をケーブルテレビ(NCT)とYouTubeに生中継することを発表した。


ロボット競技「RoboMaster」と「RoboCup SSL」を同時開催

新潟県長岡市では子どもたちの地域産業への関心を高め、長岡の将来を担う世代の育成に寄与するとともに、多くの市民や事業者に地元企業を知ってもらい、産業活性化に繋げるためのイベントを2014年から毎年開催している。2020年2月1日・2日開催のアオーレ長岡を会場には2日間で延べ23,800人が来場した。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い従来の形式で開催できない中、長岡の「ものづくり」を家庭でも知ることができるように、長岡ものづくりフェアの新たな試みとしてオンラインで初開催する。

ライブ配信内容から一部抜粋

長岡ものづくりフェアオンラインのイベントの一つとして実施するロボットエキシビションマッチ(以下、エキシビションマッチ)では、ロボット競技の「RoboMaster」と「RoboCup SSL」の異種競技を同時開催する。また、試合の様子をケーブルテレビ(株式会社エヌ・シィ・ティ)とYouTubeを通じて全国・全世界にオンライン生中継をする。

エキシビションマッチPV


RoboMasterとは

RoboMasterはロボットとe-Sportsが融合した、次世代のエンターテイメントロボットバトルの世界大会。AIや画像認識等の高度な先端技術を融合したロボットを、学生たちが自らの手で創り上げるをすることが特徴。2020年には世界各国から200以上のチームが参加した。





RoboMasterチーム「Phoenix Robots」
Phoenix Robotsはロボット競技のRoboMasterに参戦するために、2020年3月に長岡技術科学大学・長岡工業高等専門学校・新潟大学等の学生が中心となり設立し、現在では約50人(2021年2月現在)の学生が所属するロボットチーム。昨年の8月に開催された、RoboMasterの国際大会RoboMaster Technical Challengeの部門にオンライン出場し、初の国際大会に参戦でありながらも、日本からの唯一の参戦チームで、Third Prizeを受賞している。


サッカーロボットのロボットコンテスト「RoboCup SSL」

「RoboCup SSL」は全自動のロボットがサッカーをする、世界的に開催されているサッカーロボットのロボットコンテスト。日本の研究者の提唱により1997年に第1回大会が開催された、歴史あるロボットコンテストであり、2050年までにサッカーの世界チャンピオンチームに人型ロボットのチームが勝つことを目指してロボット開発を世界規模で推進するプロジェクトとして、世界各国の大学・研究機関が参加し、ロボットを製作している。





RoboCup SSLチーム「INPUT」
INPUTは2018年に長岡高専OBの学生と長岡産業活性化協会NAZE(長岡の製造業界)がタッグを組み、ロボカップサッカー小型リーグ(通称、ロボカップSSL)にて世界大会出場を目指す目的で設立したロボットチーム。世界に誇れる長岡の技術をロボットに組み込み、世界大会に出場することで長岡を世界へアピールするとともに長岡を盛り上げる。また強いロボットを作ることで、子どもたちにINPUTに憧れをもってもらい、ものづくりに対して興味をもってもらう。メンバーは長岡技科大、長岡高専、東北大、農工大生で、NBICを拠点にオンラインで活動している。



子どもたちが”ものづくり”に興味を持つキッカケをつくる

以下、リリースより引用

私たちは子どもたちに実際にロボットを見て体験してもらうことが、彼らにものづくりに興味を持ってもらうための良い手段だと考えています。私たちのように未来のエンジニアを継続的に育成するために、私たちは日頃から主に子ども向けの様々なイベントに出展し、自分たちの参加する大会のロボットのデモンストレーションを行っています。しかし、ロボットを持参してのデモンストレーションでは、どうしても実際の大会の雰囲気を伝えることができません。ロボットの大会を観戦することが、子どもたちにものづくりに興味を持ってもらううえで最もインパクトのある体験です。


昨今の情勢から大会の開催や観戦自体が難しく、大会を体験できる機会が減っているという状況を打破するため、私たちはチームの保有するロボットでの模擬的な試合を開催し、対戦の様子をケーブルテレビ(NCT)とYouTubeにてLIVE配信を実施します。どの地域や国からでも、2種目のロボット競技を観戦することが可能です。

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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