警備アバターロボット「ugo」大分県立美術館で実証実験を実施 立哨中にAIで来館者のカウントも

アバターロボットの開発を手掛けるMira Roboticsは、大分県の地場警備会社である日本連合警備と、総合ビルメンテナンス会社である大成と共同で、大分県立美術館にてアバターロボット「ugo TS-R」(ユーゴー)による館内警備の実証実験を2021年3月17日から3月19日まで実施したことを発表した。

これは、「大分県アバター戦略推進事業」の一環として、アバターロボット「ugo」を活用した公共施設での警備を目的に実施されたもの。館内の立哨警備、自動巡回警備を行い警備活用への有用性を確認した。
また、巡回警備中に空気環境測定の実施と、立哨警備中に「ugo」に搭載されたAIで来館者人数をカウントする実験も合わせて行なった。


一連の実証実験を通し、日本連合警備株式会社は公共空間でのアバターロボットでの警備導入を進め、大成株式会社は地方の警備会社との連携を深め、Mira Roboticsはugoのマルチユースを実現するためのさらなる開発を進めていく、としている。





次世代型アバターロボット「ugo(ユーゴー)」とは

「ugo」は2本のアームと高さ調整により遠隔で様々な業務を行うことができるアバターロボット。AIによる学習機能で同じ稼働条件下であれば自動モードも可能。従来の単純なアバターロボットと完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つ次世代型ハイブリッドアバターロボット。
立哨や巡回など、施設警備における基本業務を警備員から警備ロボットに代替することで、コスト削減や、人と人との接触機会を減少させ感染症などへの感染リスクを低減する。

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ロボスタ編集部

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