リコーの立体投影装置上で「Kizuna AI」が動き出す 献血プロモーションイベント 横浜駅東口で開催

株式会社リコーは日本赤十字社神奈川県赤十字血液センター、Kizuna AI株式会社と共同で、コロナ禍での安定的な献血者確保と若い世代の献血意識向上を目指した献血プロモーションイベントを2021年7月28日から30日までの3日間、横浜駅東口クロスポート献血ルームで開催することを発表した。本日6月29日から来場予約の受け付けを開始する。


立体投影装置「WARPE」にキズナアイが登場

同イベントでは献血ルームへの来場時にリコーが開発中の立体投影装置「WARPE」(ワープイー)上に、世界的に人気のあるバーチャルタレント「Kizuna AI」(キズナアイ)が登場する現実とバーチャルが融合した1分間程度の立体映像視聴体験をすることができる。また、献血終了後には、リコーのプロダクションプリンターRICOH Pro C7200Sシリーズのスペシャルカラートナーを使って印刷した「Kizuna AI」のオリジナルポストカードをプレゼントする。来場者に「Kizuna AI」を通じて命を救う活動への感謝の気持ちを伝えることで、継続的な献血につなげることを目指す。

(左)「WARPE」コンセプトデザイン、(右)「Kizuna AI」の立体映像イメージ
立体投影装置「WARPE」(ワープイー)とは
「WARPE」はリコーが運営するアクセラレータープログラム「TRIBUS」(トライバス)に採択された社内プロジェクト。現実空間に全方位映像を映し出せる立体投影装置を開発し、市場探索を行っている。同装置の映像は現時点で約3.7億ボクセル(三次元像を構成する画素の数)のカラー動画立体表示を実現している(参考:フルハイビジョンの平面映像では二次元像を構成する画素の数は約207万画素)。

「Kizuna AI」のオリジナルポストカード(イメージ)



イベント開催の背景「コロナ禍で献血に訪れる人が減少」

血液は長期保存ができないことから、常時、安定的な献血量が必要だが、コロナ禍での外出自粛などにより、献血に訪れる人が減少し、特に平日の来場者の確保が課題とされている。また、少子高齢化の影響などもあり、神奈川県赤十字血液センターにおける2020年度の10代から30代の献血者数は約10万7千人となっており、10年間で約25%減少している。長期的に安定的な献血者を確保するためには、若い世代の献血意欲の向上が長期的な課題。

「WARPE」と「Kizuna AI」は、この課題を解決するために先端テクノロジーを使った実証実験をボランティアで行い、これまで献血に関心を持たなかった若い世代に興味を持ってもらうためのきっかけ作りにより、献血の安定供給に貢献することを目指す。

バーチャルタレント「Kizuna AI」とは
「Kizuna AI」は2016年12月に活動を開始したバーチャルタレント。「あなたとつながりたい」という想いから世界初のバーチャルYouTuberとしてYouTubeを中心に活動を続け、いまやタレントとして日本国内だけでなく海外からも人気を博し、さまざまな壁を超える手段として、本格的な音楽アーティスト活動にも取り組んでいる。VR(バーチャルリアリティ)やAI(人工知能)といった先端テクノロジーと人間の架け橋になろうと日々奮闘している。


イベント概要および申し込み方法について
実施期間  2021年7月28日(水)~30日(金)
実施場所 横浜駅東口クロスポート献血ルーム(横浜市西区高島2−13−2 横浜駅前共同ビル7階)
来場予約 献血Web会員サービス「ラブラッド」
https://www.kenketsu.jp/Login 
*献血が初めての方は、予約専用電話0120‐80‐9995(平日9~17時)にご連絡ください。
*ご来場時には、日本赤十字社の「新型コロナウイルス感染症への対応等について」をご確認ください。
日本赤十字社のサイト
https://www.jrc.or.jp/donation/blood/news/201223_006488.html

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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