琵琶湖ホテルが配膳・運搬ロボット「Servi」とセルフオーダーシステムを導入 着席スタイルの「オーダービュッフェ」を開始

琵琶湖ホテルは2021年7月14日(水)からレストラン ザ・ガーデンのディナー営業に配膳・運搬ロボット「Servi」(サービィ)とセルフオーダーシステム「ORDER beEAT」を導入し、着席スタイルのオーダービュッフェサービスをスタートすることを発表した。


席に座ったままゆったりとビュッフェを楽しめる

コロナ禍において、元来ホテルが得意としていたビュッフェ形式や、スタッフによる丁寧な接客が、必ずしも最良とは受け止められないシーンが出現した。そこで、ザ・ガーデンでは2020年から間隔を広げた席配置、飛沫防止アクリル板の設置、定期的な換気・消毒の実施、個々盛りのお料理提供などの基本的なコロナ対策に取り組んできた。今回は新たにディナー営業に配膳ロボットとセルフオーダーシステムを導入し、人的接触機会を減らし、着席のままでゆったりとビュッフェを楽しめるようになる。

ロボットによる配膳(イメージ)

琵琶湖ホテルはアフターコロナを見据えて、従来のホテル接客の良い面はそのままにしつつ、最新の技術を取り入れ、ユーザーがより快適に利用できるスタイルへと、サービス向上を目指していくとしている。


配膳・運搬ロボットServi

「Servi」は飲食店やホテル・旅館、小売店などで従業員と共に働くことを目的に開発された配膳・運搬ロボット。高性能のセンサーを装備し、スムーズかつ安全な移動を実現。前方死角なしで、人や物を滑らかに避け、料理などを安定的に運ぶ。最短60cmの幅を通過することが可能。360°どこからでも料理などの運搬物を載せられ、総積載量は最大30kgと、重い食器や複数の料理なども一度に配膳することができる。




セルフオーダーシステム ORDER beEAT

常設のビュッフェコーナーにずらりと並んだ料理は魅力的ではあるが、行列による密の発生などの問題をはらんでいた。今回、セイコーソリューションズ社製のセルフオーダーシステム「ORDER beEAT」を採用することにより、ユーザー自身のスマートフォンをメニュー兼オーダー端末として使用できるようになり、席に着いたまま好みのメニューを食べたい分だけ、気兼ねなく注文することができる。

画像はセイコーソリューションズホームページから引用



「レストラン ザ・ガーデン」のディナービュッフェ

琵琶湖ホテルの2階にあるレストラン ザ・ガーデンは大きな窓から琵琶湖の眺望が楽しめ、ビュッフェ形式での朝食とディナーを提供している。和洋折衷の季節により変化するメニューで、老若男女幅広いユーザーに親しまれている。滋賀県産の食材を積極的に取り入れ、現代的なメニューにアレンジしてご提案することにより、地産地消や環境保全を促進する『里山の食彩プロジェクト』にも力を入れている。


【レストラン ザ・ガーデン 店舗情報】

営業時間 17:00~21:30(最終入店 20:00)120分制 ※隔週火曜日定休
料金  大人:7,000円
子ども(5歳~小学生):3,500円
※消費税・サービス料を含む
お問合せ 077-524-1225(琵琶湖ホテル レストラン予約/10:00~18:00)
「琵琶湖ホテル」ホームページ https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/biwakohotel/restaurant_list/garden/
琵琶湖ホテル全館の新型コロナウイルス感染症に関する取り組み https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/biwakohotel/biwakohotel_safety_security_policy/
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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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