LTE通信機能を内蔵した産業向け日本製スマートグラス「InfoLinker3」発売 現場作業におけるDXを加速

ウェアラブルデバイスと関連ソフトウエアの設計・開発を行うウエストユニティス株式会社は、国内向けスマートグラスでは業界初(同社調べ、2021年4月時点)となるLTE通信機能を内蔵した日本製スマートグラス「InfoLinker3」(インフォリンカー3)および、同スマートグラスを活用した遠隔作業支援や、作業手順の確認と作業記録が行える新クラウドサービス「LinkerWorks」(リンカーワークス)を2021年7月より販売開始することを発表した。


LTE通信機能を標準搭載した日本製のスマートグラス「InfoLinker3」

InfoLinker3(インフォリンカー3)は業界初となるLTE通信機能を標準搭載し、現場からの要望を広く反映した性能と、安定した生産性や品質を維持するための国内生産に拘った日本製のスマートグラス。従来から無線LAN環境を構築できない建築現場や屋外現場での利用や、無線通信における情報セキュリティ対策として、スマートグラスと一体になったLTE通信機能が求められており、これらに対応した商品となる。


InfoLinker3はあらゆる現場で活用するために最も重要な“1日の現場作業に耐えうる長時間利用”を実現するため、従来のスマートグラスとは全く異なるコンセプトのデザインを採用。データ処理部及びバッテリー部をヘッドマウントユニットから切り離し、ネックバンドユニットとして収納する構成とすることで、一般のスマートグラスで課題とされるヘッドマウント部の重量軽減を図った。


これにより、長時間装着時の疲れを軽減させると共にネックバンド部では重量の重いモジュールを集約し、高性能CPUによる高度なアプリケーション実行環境と大容量バッテリーの搭載を実現、長時間での現場作業の利用を可能とした。

【InfoLinker3の主な特長】
スマートグラスでは業界初となるLTE通信モジュールを搭載

電池セル5,000mAhの大容量バッテリーにより、1回の充電での長時間利用を実現

電子式ブレ補正機能により、動きの多い作業でも見やすいカメラ撮影を実現
(電子式ブレ補正には、株式会社モルフォの「MovieSolid」を採用)

装着者の声による音声コマンド操作※3に対応し、作業中のハンズフリー操作が可能
(音声コマンドには、東芝デジタルソリューションズ株式会社の「RECAIUS」を採用)

オプションの骨伝導ヘッドホンにより、耳を塞ぐことなく、騒音下でも明瞭に音声を聞くことが可能



クラウドサービス「LinkerWorks」

LinkerWorks(リンカーワークス)は管理者が操作するパソコンと、作業者が装着するInfoLinker3をネットワークを介してLinkerWorksクラウドサーバに接続し、主に遠隔支援を行う「作業サポート」機能と、作業手順の確認や作業記録、履歴管理を行う「作業ナビ」機能を提供するクラウドサービス。


【作業サポート機能】
最大9台までのInfoLinker3とパソコンの組み合わせをネットワークで接続し、最高フルHD(1920×1080)画質の精細な映像でビデオ通話を行うことができる機能。一般的なWeb会議システムとは異なり、スマートグラスからのカメラ映像は参加者の表情を伝えるのではなく、現場の状況を伝えるために利用されるため、InfoLinker3からのカメラ映像が高画質で管理者のパソコンに配信されるよう、システム全体を最適化した。同機能を利用することで、これまで管理者が現地まで赴いて目視で確認していた作業を現地に移動することなく、現地にいる作業者からのビデオ通話映像のみで状況を把握できる「遠隔臨場」に活用でき、出張費や移動時間の削減に寄与する。さらに、コロナ禍での現場と自宅を繋ぐリモートワークにも役立てることができる。


また、スマートグラスを活かした作業支援機能として、パソコン側の管理者画面の操作のみでInfoLinker3をリモート制御し、写真や動画の撮影を行うことが可能。これにより、現場の作業者はInfoLinker3の最小限の操作のみを行い、撮影作業は遠隔で管理者が行うことにより、作業者側への負担をかけることなく、InfoLinker3を導入することができる。

■作業サポート機能
最高フルHD(1920×1080)画質のビデオ通話による遠隔支援

管理者からのリモート制御で、作業者の操作なしにInfoLinker3のカメラ撮影やズームが可能

管理者から作業者への説明をサポートする、ビデオ通話画像へのペイント機能や画面共有機能

【作業ナビ機能】
InfoLinker3のディスプレイに単位作業を順次表示しながら、音声コマンドによるハンズフリー操作にて作業を進めることで、作業の平準化や手順ミスの防止を図り、さらに作業中に撮影した写真や作業結果をデジタル情報として一括管理することができる機能。従来からの紙の帳票やタブレット等を用いたデジタル帳票では、作業手順の確認や、記録をつける際に両手を使用するため、作業を中断してから確認や記録を行う必要があった。同機能ではウェアラブルデバイスの利点を生かし、ハンズフリーで作業手順の確認や音声による操作を可能とすることで、作業を中断することなく、手順の確認や記録を残すことができる。


また、作業記録のすべてをLinkerWorksが提供するクラウドサーバーへ送信・保存するため、現場での記録をアナログからデジタルへとシフトさせ、遠隔地からの作業状況の確認や、日々の作業履歴から作業時間や品質を確認することで、作業改善のPDCAサイクルを回すことが可能となる。

■作業ナビ機能
Webブラウザ上での簡単な操作で、業務に合わせた作業手順の作成が可能

InfoLinker3の小型ディスプレイに最適化された作業手順の表示

男性・女性を指定可能な音声合成機能を活用した、音声による作業手順の指示
(音声合成には東芝デジタルソリューションズ株式会社の「RECAIUS」を採用)

音声コマンド操作により、両手を使った作業中でもカメラ撮影や作業結果の入力が可能

関連サイト
InfoLinker3
LinkerWorks

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也
山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム