SEQSENSE 三菱地所が所有する大名古屋ビルヂングに自律移動型警備ロボット『SQ-2』を導入
SEQSENSE株式会社は自律移動型警備ロボット『SQ-2』(エスキューツー)が、2021年9月1日から大名古屋ビルヂング(所有者:三菱地所株式会社)に導入されたことを発表した。
導入の背景
SEQSENSEと三菱地所株式会社は先端技術を活用した次世代型の施設運営管理の構築を目指し、かねてより協業を進めてきた。現在では、大手町・丸の内にあるオフィスビルをはじめとして、複数の施設で警備ロボットが導入されている。このような実績を踏まえ、その他の地域でも警備ロボットを活用した施設管理を展開すべく、今回名古屋駅前のランドマークである大名古屋ビルヂングでも導入することとなった。
昨今、コロナ禍の影響もあり日本経済全体が落ち込みを見せる中、警備業界の令和2年12月時点の有効求人倍率は6.82倍と、依然として人材獲得が難しい状況。SEQSENSEは警備・管理業関係者からの声をもとに、より多くの顧客が活用できるロボットおよびサービスの開発を進め、今後も人材不足解消に努めていくとしている。
SEQSENSEの提供する警備ロボットシステムについて
自律移動型警備ロボット『SQ-2』(エスキューツー)は3次元センサ技術・自己位置推定・リアルタイム経路計画など高度なテクノロジーを駆使することで生まれた自律移動型の警備ロボット。人材不足が深刻な警備業界において、各種警備業務の労力削減を実現する。独自開発の3DLiDAR(三次元の距離情報を計測するセンサ)を搭載することにより、広視野角を実現し、警備対象物件の詳細な3次元マッピング、床に置かれた障害物や歩行者をはじめとした移動物体の発見、環境変化の検出を行うことが可能。センシングの結果を自己位置推定および経路計画に利用することで繰り返し安定した移動を行うことができ、また、人や障害物などとの接触を防ぐことが可能となる。
SEQSENSEはロボットだけでなく、ユーザー自身でロボットを運用し警備業務に利用できるクラウドシステムを含めて、警備ロボットシステムとしてプロダクトを提供している。同社開発のクラウドシステムは警備拠点から遠隔でロボットに各種警備業務(巡回、立哨、動哨)に関する指示を出すことができる。ロボットから送られてきた情報はすべてクラウド上に蓄積され、巡回結果のレポート作成や、ロボットに搭載されたカメラのストリーミング動画の録画再生といった機能をいつでも利用できる。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。