見守りAIロボット「ZUKKU」と緊急通知ボタンで高齢者を24時間見守る オートバックスセブンが効果検証
株式会社オートバックスセブンは長崎県南島原市、株式会社ミナサポと連携し、見守りAIロボット「ZUKKU」(ズック)とGPS・通信機能を搭載した「緊急通知ボタン」を組み合わせ、在宅中も外出時も高齢者を24時間見守るサービスの効果検証を南島原市にて、10月21日(木)より開始することを発表した。
24時間見守りサービスの効果検証を南島原市で実施
現在南島原市では住み続けたいまちの実現を目指す取り組みとして、独居高齢者世帯の見守りに取り組んでいるが、人口減少・少子高齢化により、見守り協力者の減少や対象高齢者世帯の増加が、喫緊の課題となっている。また、体調不良の早期発見や外出時の見守りも、大きな課題となっている。そこで、これらの課題解決を目指すべく、ミナサポと連携し、オートバックスセブンのAIやIoT機器を取り入れた見守りの検証をすることとなった。
オートバックスセブンは見守りAIロボット「ZUKKU」(ズック)とGPS・通信機能が搭載された「緊急通知ボタン」を組み合わせたサービスを提供する。ミナサポはそのAIロボットを活用した日常の体調変化の緩やかな見守りや、ミナサポ社サポーターによる個別メッセージ配信、防災など地域情報の一斉配信など市と連携したZUKKU見守りアプリの運用と導入現場の調整、実証、検証サポート等を行う。
効果検証の実施期間は2021年10月21日(木)~2022年1月20日(木)とし、見守りAIロボット「ZUKKU」(ズック)とGPS・通信機能が搭載された「緊急通知ボタン」を組み合わせ、在宅時・外出中など24時間高齢者を見守る。高齢者の不調やSOSを感知した場合には、すぐに連絡を取り駆け付けることができるようになる。効果検証の対象は南島原市の高齢者5名。
オートバックスセブンはこの導入により、日常から緊急時まで24時間、シームレスな見守り対応の効果や満足度を検証し、より一層の安心安全の確保につながることを期待している。今後もコロナ禍の地方自治体の社会課題解決を目指し、テクノロジーによる心身の見守りと健康寿命延伸を実現し、市の未来に繋がる事業を3者で継続して協議していく。効果検証後は対象人数を拡大し、南島原市、他地域、他自治体への展開を進める、としている。
南島原市
新しい見守りサービスの有効性の効果検証
株式会社ミナサポ
ZUKKU見守りアプリの運用、見守り支援、管理対象世帯との協議、市や関連業者との調整など、現地での実施へ向けた仲介
株式会社オートバックスセブン
システムおよび機器提供、見守りサービスの運営
オートバックスセブンの「WEAR+i」と「ZUKKU」について
WEAR+iは安心・安全をテーマに、IOTやAIなどのデジタル技術を活用したオートバックスセブンの見守りサービスのブランド名称。地域課題の解決や様々な生活シーンを豊かにする商品やサービスを開発している。
“WEAR+i (ウェア アイ)”から展開している見守りAIロボット「ZUKKU」は、全長約10cm、手のひらサイズの会話が楽しめる見守りロボット。在宅時はZUKKUが会話を通じて高齢者の体調や気分を読み取り、見守る人のスマートフォンにお知らせする。また、セットで使用するタブレットに搭載されているボタンを押すことで自分の体調や気分を見守る人に伝えることができる。
緊急通知ボタン
9.7cm×3.7cm、重さ40gと、コンパクトで持ち運びやすいサイズ。ボタンを押すだけで見守る人に非常事態を知らせることができるため、携帯電話を持たない人やモバイル機器に不慣れな人でも、簡単に利用できる。就寝時や外出の際に携帯することで、万が一の際にも即座に非常事態を知らせること可能。また、GPS・通信機能により、位置情報や移動履歴が分かる。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。