パナソニックが業務用掃除ロボット「RULO Pro」新型モデルを発表 約7倍の長距離レーザーセンサー搭載

近年の労働人口減少に伴う人手不足は清掃分野においても慢性化しており、業務の効率化や省人化、自動化が求められている。

このような状況の中、パナソニック株式会社は、ビルメンテナンスの清掃業務において多くの時間を要する床面の集塵作業の自動化を目的として好評を得ている、2018年発売の業務用ロボット掃除機「RULO Pro」の新商品「RULO Pro MC-GRS2M」を、2022年3月より販売開始すると発表した。

2018年に発売した「RULO Pro」は、ビルメンテナンスの清掃業務において多くの時間を要する廊下やエレベーターホールなど床面の集塵作業の自動化を目的に、同社が家庭用ロボット掃除機で培った技術・ノウハウを活用して開発した業務用ロボット掃除機で、現在ではオフィスビルを中心にホテルやタワーマンションなどで活用されており、同社は「業務用ロボット掃除機の進化を通じて清掃業務の効率化と省人化を実現し、ビル清掃業界の課題解決に貢献していく」と述べている。





5種のセンサーと独自のSLAM技術

新製品は、レーザーセンサー、赤外線センサー、超音波センサー、バンパーセンサーの5種のセンサーと、独自のSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術により壁際まで接近して床面全体を効率的に清掃する機能を搭載した。
また、紙パック式のごみ捨て方式(小石など質量の大きいごみは前方のダストボックスで集塵)採用など使い勝手を追求して作業軽減を実現する本体設計、LTE回線によるメール通知機能等のIoTサービスといった従来モデルの特長を踏襲した。
更に、検知範囲を約7倍に高めた長距離レーザーセンサーの搭載により、エントランスホールや会議場といった大空間の清掃を可能にした。加えて同製品は、掃除スペースの地図を自動で作成する機能を搭載。初期導入時や掃除エリアのレイアウト変更などへの対応が容易になった。さらに、お客様から要望の多かったタイマースタート機能に対応したほか、清潔ニーズの高まりを考慮して抗菌加工を施した回転ブラシを採用している。


同製品の特長
1. 長距離レーザーセンサーを搭載(片側約25mの大空間を検知可能。※検知可能な距離は壁面の材質等によって異なる)
2. 自動走行地図作成機能を搭載(初期導入時やレイアウト変更時の走行地図作成が簡単に)
3. タイマースタート機能を搭載





■【動画】22年3月発売予定!業務用ロボット掃除機「RULOPro」新モデル

▼製品概要

品名 業務用ロボット掃除機
品番 MC-GRS2M
発売日 2022年3月より販売開始(受注生産)
販売台数目標 500台/年

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ロボスタ編集部

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