AmazonがEcho Showを2台セットで売る理由 オンライン帰省に関する調査3,681名の回答 リアル帰省と お土産の傾向変化

Amazonが東京駅で「Echo Show」専用ショップを2日間限定で出店し、Echo Showを2台セットで帰省客向けに販売した(関連記事「Amazonが東京駅で「Echo Show」を2台セットで販売 帰省の手土産は「いつでも繋がるビデオ通話」特別パッケージ」)。帰省の手土産は「いつでも繋がるビデオ通話」、Echo Showを2台セットにしたのは実家と自宅でビデオ通話環境を簡単に設置しよう、という呼びかけのためだ。そして、この企画はコロナ禍の世相を反映させたものでもある。

株式会社タイムカレントは全国20代~40代の有職者で親と別の都道府県に在住する人を対象に、「コロナ禍での帰省に関する調査」を実施し、合計3,681名の回答結果を公開したことを発表した。


コロナ禍での帰省に関する調査

2019年末に発生し、その後流行が拡大した「新型コロナウイルス(COVID-19)感染症」は、発生からおよそ2年間が経過した現在においても、収束したとは言えない状況。長く続くコロナ禍の影響で、人と人とのコミュニケーション方法も大きく変化した。2020年4月には政府が国民に対し、人の移動が増加する大型連休などで、人との接触を可能な限り減少させるための対策として、「オンライン帰省」を呼びかけるなど、「帰省」のあり方についても大きく影響を及ぼした。

今回の調査では昨年の年末年始の帰省状況や、今年の年末年始の帰省意向、また、「オンライン帰省」を含む離れた親とのコミュニケーションの状況や、コミュニケーション方法などについてもその実態をまとめてレポートしている。さらに帰省の際、親に持参する「お土産」の傾向についても、コロナ禍以前と今年の年末とで比較している。



1.昨年に「リアル帰省しない」しなかった人は49.3%、今年も半数が「リアル帰省しない」と回答

コロナ禍の最中だった昨年の年末年始に「リアル帰省」をしなかった人は全体の約半数(49.3%)だった。また、「リアル帰省」をしなかった人のおよそ4割(19.6%)は、「コロナ禍の影響で帰省を断念した」と回答している。さらに、「リアル帰省」をした50.7%のおよそ6割(30.9%)は「コロナ禍の影響で悩んだが帰省した」と回答し、コロナ禍が帰省の判断にも大きく影響を与えていたことが確認された。


さらに、「コロナ禍の影響で帰省を断念した」と回答した人に、今年の年末年始の帰省について意向を確認したところ、「帰省する予定」と回答した人は 50.6%、「帰省しない予定」と回答した人は49.4%と、ほぼ半々に分かれる結果となった。


2.今年の年末年始「オンライン帰省をしたいと思う」は34.4%

今年の年末年始に「帰省しない予定」と回答した人に対して、「オンライン帰省」をしてみたいと思うかどうかを聞いてみたところ、およそ3人に1人に相当する34.4%が「したいと思う」と回答した。昨年、今年と「リアル帰省」をしない層を中心に、「オンライン帰省」の意向が相応に高い様子が分かる。




3.コロナ禍で参加したことがある人気オンラインイベントは?

コロナ禍でもはや一般的となったビデオ通話機能などを利用した「オンライン〇〇」について、実際に参加したことがあるものを複数回答で聞いてみた。圧倒的1位は「オンライン会議/ミーティング」で60.3%、2位は「オンライン飲み会/会食」の36.5%、3位は「オンラインライブ/コンサート」で16.9%という結果となり、「オンライン帰省」も11.2%と4位にランクインした。


以降、「オンライン講座/スクール(8.3%)」、「オンライン旅行(7.5%)」、「オンライン診療/カウンセリング(5.3%)」、「オンラインフィットネス(4.0%)」、「オンラインお墓参り(3.9%)」などが続いている。これらを年代別で比較してみると、「会議/ミーティング」や「講座/スクール」は30代・40代が高いのに対し、「飲み会/会食」は20代が突出して高く、「ライブ/コンサート」も20代・30代が高いなど、属性別に傾向が分かれた。男女別比較では男性は「会議/ミーティング」「講座/スクール」「旅行」「診療/カウンセリング」が女性よりも高いのに対し、女性は「ライブ/コンサート」が男性のほぼ倍という結果となった。「帰省」については性別・年代別による差はなかった。


4.「リアル帰省」ができなかった期間中のコミュニケーション頻度は平均4.1回

コロナ禍で「リアル帰省」ができなかった期間中の離れた親とのコミュニケーション頻度について聞いてみたところ、最も多かったのは「2ヵ月~3ヵ月に1回程度」で20.6%、以降「月2~3回(19.1%)」、「月1回程度(16.5%)」、「週1回(15.2%)」と続いた。全体の過半数(52.1%)が、「月1回」以下と回答したが、「週1回」以上の回答も全体のおよそ3割(28.8%)を占め、全体平均では月に4.1回という結果となった。

これらを年代別で比較してみると、若い世代ほどコミュニケーション頻度が高く、20代(月平均:5.3回)と40代(月平均:3.2 回)では、月に2回以上の差が出た。男女別比較では男性は月平均2.4回だったのに対して、女性は5.7回と倍以上という結果となった。


離れた親とコミュニケーションをとった際の1回あたりの平均的な時間は21.4分。属性別比較では男性に比べて女性の平均コミュニケーション時間が長く男性が19.0分、女性23.5 分、また年代が若いほど長い結果となった(20代=26.1分、30代=19.8分、40代=18.2分)。さらに、コロナ禍以前と比較して、コミュニケーション頻度が増えたかどうかを聞いてみたところ、全体の6割強(63.1%)が「変わらない」と回答しており、「増えた」は14.7%、「減った」は16.2%とほぼ同数なった。コロナ禍による、離れた親とのコミュニケーション頻度への影響は少なかったようだ。



5.離れた親とのコミュニケーション方法トップ3

コロナ禍で「リアル帰省」ができなかった期間中、離れた親とはどのような方法でコミュニケ―ションをとっていたのか。最も多かった回答は「電話」という結果となった。2位は「チャット/メッセンジャー(57.3%)」、3位は「ビデオ通話(23.9%)」となっている。これらを年代別で比較してみると、20代~30代は「電話」の回答率を「チャット/メッセンジャー」が上回っており、なかでも30代は「ビデオ通話」も29.8%と高い結果となっている。逆に40代では「電話」が圧倒的に高く、「チャット/メッセンジャー」「ビデオ通話」は、20代~30代に比べ、突出して低い結果となっている。


離れた親とのコミュニケーション方法として、「メッセンジャー」や「ビデオ通話」「動画写真共有」などといった、“オンラインでのコミュニケーション方法”を選択しなかった人に、その理由について聞いてみたところ、最も多かった回答は「両親とはいつもそうしている」で51.2%、以降、「両親がインターネットやデジタル機器に不慣れである(38.2%)」、「両親のネット環境が不十分(21.7%)」、「両親がオンラインコミュニケーションに適した機器を持っていない(17.4%)」と続いた。


これらを年代別で比較してみると、「両親がインターネットやデジタル機器に不慣れである」の回答結果は、年代が上がるにつれて高い傾向にあり、20代が19.5%だったのに対し、30代は36.5%、40代では45.6%とほぼ半数に達した。また、「両親がオンラインコミュニケーションに適した機器を持っていない」の回答結果でも、20代では0%だったのに対し、30代は 13.5%、40代では25.4%と大きく差が出ている。「両親のインターネット環境が不十分」の回答結果も同様で、年代が上がるにつれて高い結果となった。年代を問わず、親の状況やインターネット環境に配慮している様子がうかがえ、また、年代が高くなるほど、その傾向が強くなっていることが確認された。

参考までに離れた親とオンラインでコミュニケーションをとった際に使用した機器を確認したところ、年代・性別を問わず「スマートフォン」が96.6%と圧倒的に高く、以降、「PC(12.0%)」、「タブレット(7.9%)」、「スマートディスプレイ(2.0%)」と続き、いずれも少数に留まっている。「スマートフォン」以外の端末を年代別で比較してみたところ、20代では「PC」の使用率が他の年代に比べて低く、「スマートディスプレイ」が高い傾向にある。30代~40代では「PC」の使用率が高く、「スマートディスプレイ」が低い結果となった。



6.「オンライン帰省」の3大メリットと3大デメリット

離れた場所から親とコミュニケーションをとってみて感じた「メリット」と「デメリット」について、それぞれ複数回答で聞いてみた。まず「メリット」について、最も多かった回答は「気軽にいつでもできる」で46.6%、次いで多かったのは「お互いにコロナ感染のリスクがない」で40.7%となり、以降「お金を節約できる(26.7%)」、「直接会いに行く移動の手間が省ける(22.5%)」、「時間を節約できる(20.2%)」と続いたことから、オンライン帰省に対して感じた3大メリットは、「気軽さ」・「感染リスクがゼロ」・「節約(お金・手間・時間)」であったことが確認された。


「デメリット」として最も多かったのは「実際に会うのに比べて味気ない」で53.7%、「実際に会えないことを両親が寂しそうにしていた」が34.9%、「相手の表情や雰囲気、気持ちが伝わり難い」も32.2%と多く、その他の選択肢は少数に留まったことから、これらが3大デメリットと言えそうだ。



7.離れた親とのコミュニケーションは9割強が「大切」と回答

今年の年末年始に「リアル帰省」をする/しないに関わらず、離れた親とのコミュニケーションは大切だと思うかどうかについて聞いてみたところ、90.7%が「そう思う」と回答した。属性を問わず「そう思う」の回答が圧倒的だが、「とてもそう思う」の回答率では男性よりも女性の方が高く、また、年代が上がるに連れて高い傾向となった。


さらに離れた親や家族とコミュニケーションをとる際に、「あった方が良いと思う機器」の種類についても、複数回答で聞いてみたところ、87.4%が「スマートフォン」選んだ。以降、「PC(30.8%)」、「タブレット(24.8%)」、「スマートディスプレイ(10.0%)」と続いたことから、「スマートフォン」以外の機器では、世の中に登場した順/慣れ親しんでいる順に使用されている様子が分かる。


これらの回答結果を離れた親とのコミュニケーション方法として「手紙」「電話」「e メール」「FAX」「電報」など、アナログ主体の方法のみを選択した『アナログ派』と、「チャット/メッセンジャー」「ビデオ通話」「動画&写真共有」など、オンライン主体の方法のみを選択した『オンライン派』とで比較すると、『アナログ派』、『オンライン派』ともに、「スマートフォン」の回答率が圧倒的多数となったが、『アナログ派』に比べて『オンライン派』は、「タブレット」「スマートディスプレイ」の回答率が突出して高い結果となっている。




8.「リアル帰省」する際の親へのお土産ランキングTOP5

最後に「リアル帰省」をする際の親に持参する「お土産」のジャンルについても聞き、コロナ禍以前と今年の年末とでその傾向をトップ5の結果で比較した。コロナ禍以前、今年の年末年始ともに、圧倒的支持を得たのは「お菓子/スイーツ」で全体のおよそ9割が回答している。2位から4位は順位の変動があるものの、「お酒/ドリンク」、「高級食材」、「健康/ダイエット食品」だったが5位に変動があった。



コロナ禍以前では「生活家電(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、エアコン、など)」だったのに対し、今年の年末年始では「デジタル機器(PC、スマートフォン、タブレット、スマートディスプレイ、など)」がランクインしている。性別・年代を問わず、離れた家族とのコミュニケーションが重視されているなか、従来のPCやスマートフォン、タブレットだけでなく、スマートディスプレイなどの登場により、コミュニケーションの手段や方法も広がりを見せている。

今年の年末年始に「オンライン帰省」を検討されている人や離れた家族とのコミュニケーションを充実したい人は、今回の調査結果を参考に検討してみてはいかがだろうか。


調査実施概要

■「主な調査結果・主旨」の第1項

調査方法 インターネット調査
有効回答数 3,681名(全国)
調査対象条件 20歳~49歳の男女/有職者/父・母いずれかもしくは父母ともに健在/両親と別居(両親と別の都道府県に在住)
データ集計期間 2021年11月29日~12月1日
割付条件 無し

■「主な調査結果・主旨」の第2項~第6項

調査方法 インターネット調査
有効回答数 723名(全国)
調査対象条件 20歳~49歳の男女/有職者/父・母いずれかもしくは父母ともに健在/両親と別居(両親と別の都道府県に在住)/昨年の年末年始、コロナ禍の影響で帰省を断念した人
データ集計期間 2021年11月29日~12月1日
男女比 男性50%、女性50%
年齢 20歳~29歳:33.7%、30歳~31歳:33.1%、40歳~49歳:33.2%
割付条件 性別×年代別=6属性で均等割付(誤差有)

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ロボスタ編集部
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