「BLΛNDEつくば並木店」で自律型協働ロボット『PEER』が稼働 ネットスーパー「オンラインデリバリー」のピッキングを支援

GROUND株式会社はユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスグループの株式会社カスミへ自律型協働ロボット『PEER』(ピア)を納入し、2022年1月28日(金)に新規開店する「BLΛNDEつくば並木店」が提供するネットスーパーサービスにおけるピッキング支援ソリューションとして『PEER』を実稼働することを発表した。


『PEER』提供の背景

日本では、少子高齢化の加速に伴い、2010年から2060年までの50年間における生産年齢人口の半減が予想され、慢性的な人手不足が大きな課題とされている。特に食品スーパーをはじめとする地域密着型の小売業では、店舗近隣に居住する人々による労働力への依存度が高く、店舗内業務の高度化・複雑化に伴い、従業員一人あたりの生産性向上が急務となっている。

『PEER』はロボットと人が協働でピッキング作業を行うことで省人化を図るソリューション。カスミが運営するネットスーパー「オンラインデリバリー」のピッキング支援ソリューションとして導入され、「BLΛNDEつくば並木店」店舗内で稼働する。






『PEER』の特長と導入メリット

1.タブレット端末によるユーザーインターフェイスにより、作業者のピッキング効率の向上、人為的ミスの低減、わずかなトレーニング時間での作業習熟を実現する。

2.先端のSLAM技術がカメラおよびLiDARからの情報を融合させ、リアルタイムにロボット自身が位置情報を取得し、人と協働しながら作業支援を行うことが可能。さらに、経路情報を設定することなく自律走行できるため、経路上の障害物を回避した最適な経路を選定する。

3.施設内の作業オペレーションやレイアウトの大幅な変更をすることなく、スピーディーな導入が可能。

4.ニーズや波動に合わせて、フレキシブルにPEERの台数を増減できる。


導入についてのコメント

<GROUND 代表取締役社長 CEO 宮田 啓友氏のコメント>

新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の中で、食料品宅配サービスをはじめとする非接触型の商取引が拡大しています。このような状況の中、カスミ様の新業態店舗において、日本で初めてとなる実店舗での自律型協働ロボットの導入を迎えることができ、大変嬉しく思っています。『PEER』は、カスミ様が展開される「オンラインデリバリー」における大幅な業務効率化の一助となると確信しています。今後は、食品スーパーのみならず、ホームセンター、専門店など、あらゆる業態で『PEER』の活用が進むことを期待しています。
両社で小売業におけるDXに取り組むとともに、我々のビジョンである「すべての人にとって永久に持続可能な物流の未来へ」に基づき、事業を加速させてまいります。

<カスミ 代表取締役社長 山本 慎一郎氏のコメント>

我々が検討を進めているMFC(マイクロ・フルフィルメント・センター)に向けたマイルストーンとして、商品のピッキング作業の業務支援でDXを活用した取り組みの一つとして『PEER』を採用いたしました。
新業態店舗2店舗へ先行導入し、まずは店内作業のピッキング支援での有効性を実地検証し、今後の新規プランへ発展させてまいります。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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