大型複合施設「サンシャインシティ」でセキュリティロボット「cocobo」を活用 6月からサービス提供を予定
セコム株式会社は株式会社アール・エス・シーに対し、最先端技術を活用して業務を行うセキュリティロボット「cocobo」(ココボ)を提供し、同社が警備業務を手掛ける大型複合施設「サンシャインシティ」(東京都豊島区)で活用することについて合意したことを発表した。
最先端技術を活用して業務を行うセキュリティロボット「cocobo」
「cocobo」はAI・5Gなどの最先端技術を活用して立哨・巡回、点検業務など、さまざまな業務を提供するセキュリティロボット。搭載したカメラでとらえた映像をリアルタイムでAI解析し、異常を検知した際は防災センター等に設置された監視卓へ異常信号や映像を送信、常駐警備員と連携して対応する。また、「バーチャル警備システム」、建物内の監視カメラ、エレベーター設備などのクラウド上のさまざまな情報を共有・連携し、より高度な業務を提供することができる。
セコムとアール・エス・シーは警備品質の向上や新サービスの創造等を目的に2018年1月に業務提携、2019年にはサンシャインシティで自律走行型巡回監視ロボット「セコムロボットX2」を活用した実証実験を行うなど、大規模な複合施設における有効かつ最適なセキュリティを模索してきた。そして今回、大規模な複合施設でロボットを活用した際の警備の有効性や多くの人が行き交う場所を自律走行して巡回することの安全性など、高品質で効率的な警備の提供を確認できたことから、アール・エス・シーが警備を手掛けるサンシャインシティに「cocobo」を提供する。今後、「cocobo」を活用した警備計画の策定などを行い、6月からサービス提供を予定している。
「cocobo」を活用することで、人の目だけでは見つけることが難しい危険を察知して、施設・利用客の安全を早期に確保したり、警備員の立哨・巡回業務の負担を減らし、利用客への対応などに、より多くの時間を割くことによる顧客満足度の向上、さらに夜間の配置効率化に伴う警備員の負荷軽減などが期待できる。 これからもセコムは人とテクノロジーを組み合わせた付加価値の高いセキュリティの創出を目指すと共に、社会の生産性向上に寄与するサービスを提供していく、としている。
「cocobo」紹介動画
ABOUT THE AUTHOR /
山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。