小田急が「デジタル箱根フリーパス」の改札をQRコード化 改札時間の短縮へ
2022年2月27日
By ロボスタ編集部
小田急電鉄株式会社は、2022年3月2日(水)に、MaaSアプリ「EMot」等で販売する「デジタル箱根フリーパス(小田急乗車券付)」を対象に、小田急線全70駅の有人改札にて専用端末によるQRコードを利用した改札認証を開始し、対象となるQRコード付き「デジタル箱根フリーパス」は、同日10時に発売することを、同年2月24日に発表した。
新たな改札認証の導入にあたり、小田急線全70駅の有人改札口にQRコード読取機能を備えた専用端末を設置。スマートフォン画面に表示されるQRコード付きの「デジタル箱根フリーパス」をかざすと、認証音とともに専用端末モニターに「ご利用ありがとうございました」と表示され、改札を通過できるようになる。
同社は、これまでは駅窓口の係員がチケット画面を目視で確認していたが、QR認証によって改札通過に要する時間を短縮し、よりスマートに旅を楽しめるようになると述べている。
なお、QRコードは株士会社のデンソーウェーブ登録商標である。
(※冒頭の画像左:QRコード読取機能を備えた専用端末)
QRコード読取機能を備えた専用端末 「デジタル箱根フリーパス」の概要
同社では、スマートフォン1つでより便利にお得な周遊を楽しめるよう、2020年1月に「デジタル箱根フリーパス」を発売し、観光地でのMaaSの取り組みをスタートした。デジタルチケットで箱根を訪れる利用者の割合は徐々に増加しており、2022年1月末時点のデジタル化率は1割を超え、累計販売枚数は約3万枚にのぼる。今後は、QRコード認証の対象チケットを拡充していくとともに、新規チケットの造成や旅行代理店等の他の販売チャネルへと展開することで、より多くの利用者の観光シーンでのシームレスな移動を実現するとを目的としている。
QRコード付き「デジタル箱根フリーパス」(イメージ)
「デジタル箱根フリーパス」QRコードを活用した改札認証開始に関する概要
開始日 | 2022年3月2日(水) |
---|---|
端末設置場所 | 小田急線全70駅(有人改札口) |
概要 | QRコード付き「デジタル箱根フリーパス」を利用当日に有効化し、有人改札付近に設置する専用端末に読み込ませることで、改札を通過できるようになる。 |
対象チケット | デジタル箱根フリーパス(小田急乗車券付、2日券/3日券、おとな/こども) ※2022年3月2日10時以降に購入されたチケットが対象 |
備考 | デジタル箱根フリーパスの詳細 デジタル箱根フリーパスは、MaaSアプリ「EMot」などで販売するデジタルチケットで、箱根登山鉄道や箱根登山バス、ケーブルカーやロープウェイなど8つの乗り物が乗り降り自由で、箱根周辺の温泉や観光施設など約70のスポットで割引優待が受けられるお得な切符だ。 【料金一例(税込)】 2日間有効 新宿発:おとな6,100円/こども1,500円(1,100円)、町田発:おとな55,820円/こども1,420円(1,100円) 3日間有効 新宿発:おとな6,500円/こども1,750円(1,350円)、 町田発:おとな6,220円/こども1,670円(1,350円) ※こども料金は、3月12日の小児IC運賃50円化に伴い料金改定を予定しており、上記()内には改定後の料金を記載している。 |
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