西鉄、スマートバス停のノウハウを活用した大型サイネージを春日原駅ホームに設置 ニュースや広告の一体運用、遠隔配信など利点を公開

西日本鉄道株式会社(以下、西鉄)は西鉄天神大牟田線連続立体交差事業の一環として整備された春日原駅の新ホームに、株式会社YE DIGITALが提供するモビリティサイネージクラウド「MMvision」を導入し、2022年8月28日(日)より運用を開始することを発表した。


スマートバス停のノウハウを活用した「MMvision」

西鉄グループのバス事業でも導入が進んでいるスマートバス停のノウハウを活用した「MMvision」は、デジタル時刻表の表示、ニュースや広告との一体運用、遠隔配信の機能を生かした年末年始などの変則的なダイヤの対応、および緊急時の運行情報の配信が可能。


西鉄電車での「MMvision」導入は今回が初めてとなり、春日原駅の上下線ホーム(各ホーム2基、計4基)に設置。利用者が見やすいように配慮した時刻表および豊富な情報発信で、駅サービスの向上を目指す。

今回のポイント
1.ユニバーサルデザインにも着目!時刻表の拡大表示を採用
当該曜日の時刻表を大きく表示、さらに現在時刻帯も拡大表示することで、目の悪い方や高齢者にも、より分かりやすい表示を実現。

2.豊富な情報発信で電車待ち環境を向上
共同通信社のニュース/天気予報と広告を一体運用。最新情報を発信し、利用者の電車待ち環境を向上。広告運用を実施することで、広告収入による維持管理費の軽減。


モビリティサイネージクラウド「MMvision」の特長

モビリティサイネージクラウド「MMvision」は広告やお知らせ等を配信する従来のデジタルサイネージ配信システムの機能に加え、交通情報(時刻表や運行情報)の配信が可能な、デジタルサイネージ配信プラットフォーム。

スマートバス停で得たノウハウを活用し、商業施設・オフィスビル等のバス停以外の場所でも交通情報の発信・共有をすることで、公共交通全体の利便性向上・利用促進を目指し開発された。IoT技術により情報配信先であるデジタルサイネージの稼働状況監視や、システム更新等は遠隔操作でできることから、サイネージのメンテナンスにかかる負担の軽減も可能。

「MMvision」特長
●IoTでサイネージ管理
クラウド型なので複数拠点へ一括配信も可能。簡単に同じ交通情報・広告・ニュースなど配信できる。デジタルサイネージの遠隔監視、死活監視機能も標準搭載。現地に行かずとも状態監視が可能。

●無線ネットワーク環境対応
無線ネットワークの通信環境もセットで提供し、配線不要で取り付けが可能。屋外や半屋外などのネットワークが届かない所にも設置が可能。

●「公共交通情報表示機能」「ニュース配信機能」を標準搭載
外部コンテンツの配信機能で、共同通信社と提携したニュースや公共交通の接近情報などを配信できる。

●レイアウトフリーで自由に表現可能
画面上のどこに何を配置したいかエリアを決め、自由に定義可能。エリアごとに配信するコンテンツを登録すると完了。

関連サイト
株式会社YE DIGITAL

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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