「配膳ロボット」と「テーブルオーダーシステム」を連動 テーブルから配膳ロボットを呼べる外食産業向けシステム ダイヤ事務機

事務機器販売のダイヤ事務機は、次世代飲食店向けシステム「配膳ロボット」と「テーブルオーダーシステム」を連動させた自動化システムを発表した。
配膳ロボットにはNECネッツエスアイの「YUNJI DELI」を採用し、ノバシステムのテーブルオーダーシステム「Order Revolution」を連携させたもの。スタッフが下膳の際に、テーブル席からロボットを手元に呼び寄せられることが特徴のひとつ。外食産業の深刻化する人手不足や、人件費の高騰対策として業界初(同社調べ)の連動として実現したとしている。


テーブルから下膳ロボットが呼べる

来店客が退店した後の食器やグラスの下膳(バッシング)に配膳ロボット「YUNJI DELI」を活用する。従来であれば、配膳ロボットの待機場所までスタッフが移動して、テーブルを指定してロボットをテーブルまでバッシングに向かわせていた。このシステムでは、連動によって、配膳ロボットをテーブルから呼び出せるため、スタッフの移動時間の短縮等の負担軽減に貢献する。



配膳ロボットYUNJI DELIの概要

・各種センサーにより空間や障害物を認識
 磁気テープ等の走行に必要な特別なインフラは必要なく、空港などの広い空間でも使用可能
・3段トレイによる大容量配送・柔軟なトレイレイアウト。最大積載量は50kg
・Uターン不要、70cm程度の狭い通路でも走行可能
・直感的なタッチパネルによる簡単操作

また、同社は「YUNJI DELI」のほかに、Keenon製の「T5」などのレンタルも行っている(下記は同社のホームページより引用)。


【配膳ロボット導入でのメリット】
・感染リスク低減
 Withコロナ時代の「人と人とが接触しないサービス」を実現。
・人手不足への対応
 ホールの配膳・下膳を自動化することで、ホールスタッフ人数を削減。また、人件費のように複雑な計算もなく、費用が管理しやすい。
・心理的負担軽減
 重たいお料理を運ぶ際もこぼす心配もなし。商品配送時のクレームの軽減や、商品提供サービスの平準化を実現。
・エンターテインメント性
 話題性バツグンの配膳ロボットの導入により、集客力の向上と、顧客満足度向上が期待できます。


テーブルオーダーシステム Order Revolutionの概要

「Order Revolution」は、テーブルに設置して、来店客が座席から注文ができるシステム。次のような利点があるとしている。

・個室など注文が取りにくい場所の機会損失回避
・ホールスタッフの人手不足の解消
・非接触による感染症対策等に貢献
・導入後のメニュー追加、金額の変更もシンプル操作で可能
・多言語機能(4か国語)搭載により、海外からのお客様でもスムーズに対応可能


自動釣銭機やキャッシュレス連動、セルフレジにも対応する。自動釣銭機と連動で、お金のやり取りも不要になり、精算業務の負担軽減にも貢献。衛生面でも安心。





連動システムの導入店舗の事例

次世代型ショールーム店舗として、自社(ダイヤ事務機株式会社)で運営している「麺場 田所商店 八幡店」では、既に同連動システムを導入している。

「T5」を使用したケース



【店舗概要】
店名  :麺場 田所商店 八幡店
所在地 :〒614-8053 京都府八幡市八幡水珀59-1
TEL   :075-981-2166
営業時間:11:00~21:00(閉店)
     20:30(ラストオーダー)
定休日 :年中無休

同社は「オペレーションのご相談も含め、店舗様に合ったご提案をします」としている。

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ロボスタ編集部

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