天井マーカー不要の「Keenbot Laser アイリスエディション」販売開始 約4時間の導入で当日利用が可能

アイリスオーヤマ株式会社はSLAM方式を搭載した配膳・運搬ロボット「Keenbot Laser アイリスエディション」を2022年7月12日より販売開始することを発表した。


エリア全体への天井マーカーが不要

「Keenbot Laser アイリスエディション」はLiDARセンサーを活用してSLAM方式で走行する。エリア全体への天井マーカーの設置が不要なため、天井が高い場所や天井がフラットではない場所でも導入できる。約4時間と短い時間で設置できるため、導入当日からの利用も可能。さらに、障害物回避を加味して最短ルートを計算して走行でき、短時間で効率よく配膳・運搬できる。Keenbotアイリスエディションと合わせて販売することで、様々な利用環境における労働力の確保や非接触ニーズに的確に対応する。

©KEENON Robotics / IRIS OHYAMA
LiDARセンサー
レーザーを使ったセンサーの一種。レーザーで対象物までの距離や位置、形状を測定可能。

SLAM方式
地図の中のロボット自身の所在や向きを認識する「位置特定」と、周辺環境を把握する「地図作成」を同時に行い、その情報をもとに運転するシステム。

アイリスオーヤマは今後も、使用環境に合わせてより適切で柔軟な製品の開発と提案を行い、ロボットを活用した新たなアイデアで人とサービス・ロボットの共存を推進し、業務・環境改善ソリューションを提供する。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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