日本郵便株式会社は、「スマートスピーカーを活用した郵便局のみまもりサービス」を活用し、岐阜県大垣市が2023(令和5)年1月16日より実施する「スマートスピーカーを活用したひとり暮らし高齢者等見守り実証事業」におけるサービス提供を受託したことを、2022年11月15日に発表した。
Amazon Echo Showシリーズを使い、AlexaスキルやWebサービスを活用して、高齢者の生活リズムにあわせて生活状況、服薬状況、食事および睡眠の状況を確認。利用者の家族の側に通知したり、ビデオ通話などで家族とつなぐ。
日本郵便は、地方公共団体と連携したこのような取り組みを通じて、地域が抱える高齢者などの見守りに関する課題解決に引き続き貢献していくと共に、今後は、高齢者向け住宅や不動産管理会社などの法人へのサービス提供を行い、高齢者見守りのほか、介護予防や健康増進などのさまざまなニーズに応えるべくサービスを充実させるとのことだ。
大垣市の同実証事業について
少子高齢化の進展により、増加するひとり暮らしの高齢者などの世帯において、急病時などに発見・対応が遅れることによる重症化および死亡リスクの高まりが課題となっている。同事業は、こうした中、ひとり暮らしの高齢者などが住み慣れた自宅で生活を継続していくために、先進的なデジタル機器を活用し、家族や関係者の負担を軽減しつつ、見守る側・見守られる側が安心してつながる仕組みの検証を目的として実施するものだ。
日本郵便の受託内容
同事業において、スマートスピーカーを活用した見守りアプリケーション(高齢者の生活状況の確認、確認結果の家族などへの通知、家族などから利用者へのお知らせの発信などが可能)を提供するほか、郵便局社員によるスマートスピーカーの使用方法に関する定期的なフォローを行う。
▼同事業の詳細
事業名称 | スマートスピーカーを活用したひとり暮らし高齢者等見守り実証事業 |
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実施期間 | 2023(令和5)年1月16日(月)~同年3月15日(水)※予定 |
対象 | 大垣市内にお住まいの高齢者(大垣市が指定する方) |
内容 | 日本郵便で独自開発・管理するWebアプリケーションおよびAlexaスキルが、このサービスの利用者のご自宅に設置したスマートスピーカー(Amazon Echo Showシリーズ)を通じ、利用者の生活リズムにあわせて生活状況、服薬状況、食事および睡眠の状況を確認する。利用者の家族の側では、自身のスマートフォンやタブレットなどを通じて利用者の生活状況確認結果の把握や写真・動画・メッセージの送信ができるほか、Alexaに登録して利用者とビデオ通話をすることが可能。利用者は、スマートスピーカー上で音声・ビデオ通話機能を利用することで、Alexaを利用する家族などと非対面・非接触によるコミュニケーションをとることができるほか、ニュースやラジオ情報など、Alexaを通じたエンターテインメント機能を利用することも可能となる。また、利用者に対し、郵便局社員が訪問などを通じて、スマートスピーカーの利用促進などのフォローを行う。 |
日本郵便株式会社
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