熊本県八代市の農業者向けに『八代農業塾〜スマート農業特別講座』を開講 農業ロボットベンチャーらが講師に登壇

一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(以下、こゆ財団)の関連会社である合同会社しんとみは、2023年1月より熊本県八代市の農業者向けに『八代農業塾〜スマート農業特別講座』を開講することを発表した。全4回となる同講座では農業ロボットベンチャーらが講師に登壇するほか、アグリテック先進地・宮崎県新富町でのフィールドワークも実施する。定員は20名(先着順)で料金は無料(フィールドワークは3,000円の実費負担あり)。


スマート農業を学べる人材育成講座

高齢化や担い手不足に象徴されるように、現代の農業を取り巻く課題は山積している。一方、その課題解決を実現しうるテクノロジーの発展も進行しており、環境制御技術やドローンなどの活用がスマート農業市場の成長を牽引し、農業は大きなビジネスチャンスを迎えている。これを活かし、『稼げる農業』を実現する上で不可欠なのが「経営視点」。

2023年1月に熊本県八代市で開講する八代農業塾『スマート農業特別講座』では、先進地のひとつである宮崎県新富町でのフィールドワークや農業経営者との対話を通じて、農業をビジネスとして再構築する思考を学ぶ。

★こんな人におすすめ
・熊本県八代市在住の農業者でスマート農業に前向きな人
・就農希望者や農業に関心があり、スマート農業に前向きな人


第1回講座

2023年1月17日(火)19:00-20:30
会場:SUNABACO八代(〒866-0861 熊本県八代市本町1丁目10-43)
講師:秦 裕貴 氏/AGRIST株式会社代表取締役CTO
内容:ロボット開発の経緯、テクノロジーが拓く農業ビジネスの可能性について



第2回講座

2023年2月3日(金) 9:00-18:00
会場:宮崎県新富町 ※八代市役所から貸切バスで移動予定
内容:宮崎県新富町ふるさと納税運営等を行う地域商社こゆ財団や、自動収穫ロボットの開発現場視察、地元農業者との意見交換など


第3回講座

2023年2月11日(土) 13:00-16:00
会場:熊本県立八代農業高校(〒869-4201 熊本県八代市鏡町鏡村129)
内容:「儲かる農業」をテーマに現役農業者らと意見交換


第4回講座

2023年2月28日(火) 19:00-20:30
会場:SUNABACO八代
講師:堀口大輔氏/株式会社和香園 代表取締役社長
内容:テクノロジー導入など農業経営の改革のポイントについて

株式会社和香園 代表取締役社長の堀口大輔氏(写真/右)
【八代農業塾〜スマート農業特別講座(全4回)】
・定員:20名(先着順)
・料金:無料 ※第2回講座(2/3 宮崎県新富町フィールドワーク)は1名3,000円の実費負担あり
・申込み:右記申込みフォームを記入し送信(https://forms.gle/HBke8dAkCD8qjFc67)
・申込締切:2023年1月6日(金)
お問い合わせ
合同会社しんとみ(こゆ財団関連会社)
TEL.0983-32-1082(担当:高橋)


今後の展望

新富町と児湯農業協同組合は2021年6月に一般社団法人ニューアグリベースを共同設立。行政と農協が情報の共有を図りながら、次世代に繋ぐ人材を育成し、攻めの農業を実施するための施策を展開している。次世代農業に官民連携で取り組んでいる先進地の一つであるこのフィールドを活用しながら、地域内外を問わず農業界の人材育成に取り組んでいきたいと考えている。



一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)について

2017年4月に持続可能な地域の実現を目指して宮崎県新富町が設立した地域商社。「世界一チャレンジしやすいまち」というビジョンのもと、1粒1,000円ライチに代表される農産物中心のブランディングや商品開発で稼ぎ、得られた利益を人財育成に再投資している。主幹事業である新富町ふるさと納税の運営では、2017年から2021年までの5年間で累計70億円の寄附額を記録し、新富町と多様な企業との連携事業や生活利便性の向上に役立てられている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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