マツコロイドはなぜ人と話せるのか? 『実践・自然言語処理シリーズ第5巻 対話システムの作り方』近代科学社刊

インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける株式会社近代科学社は、2023年2月22日に、書籍『実践・自然言語処理シリーズ 第5巻 対話システムの作り方』(著者 東中竜一郎)を発行した。本体価格は3,500円(税別)。


Amazon社のAlexaやマツコロイドなど、人との対話を通して仕事をこなすコンピュータ内蔵システムやロボットが活躍している。人々が日常使っている言語「自然言語」を、AIを用いてコンピュータに組み込むための技術「自然言語処理」を集めた本シリーズの第5巻となる『対話システムの作り方』では、様々な実例を通して対話システムを体系的に紹介。


マツコロイドの制作にも関わった著者が、対話というものの本質から目的に沿った対話システムの作り方まで、幅広く解説。対話システムの導入書。

様々な実例を通して対話システムを体系的に紹介。


●書誌情報
【シリーズ】実践・自然言語処理シリーズ 第5巻
【書名】対話システムの作り方
【著者】東中 竜一郎
【仕様】B5変形判・並製・192頁
【本体価格】3,500円(税込3,850円)
【ISBN】978-4-7649-0657-0 C3304
【商品URL】https://www.kindaikagaku.co.jp/book_list/detail/9784764906570/




目次

第1章 対話システム事例1:旅行案内システム
1.1 システムとの対話例
1.2 背景タスク指向型対話システム
1.3 スロットの定義
1.4 システムの仕組み—パイプラインモデル
1.5 システムの仕組み—End-to-End モデル
1.6 この章のまとめ

第2章 対話システム事例2:マツコロイド
2.1 システムとの対話例
2.2 背景非タスク指向型対話システム
2.3 システムの仕組み
2.4 発話理解部
2.5 対話管理部
2.6 発話生成部
2.7 その後の改善
2.8 この章のまとめ

第3章 対話システム事例3:なりきりAI アマデウス紅莉栖
3.1 システムとの対話例
3.2 背景対話システムのキャラクタ性
3.3 なりきり質問応答
3.4 システムの仕組み
3.5 実ユーザによる評価
3.6 よくあるエラー
3.7 この章のまとめ

第4章 対話システムとは
4.1 対話システムの定義
4.2 対話システムの歴史
4.3 対話システムの類型
4.4 対話システムの意義
4.5 対話という現象
4.6 対話のモデル
4.7 対話システムとの対話
4.8 この章のまとめ

第5章 タスク指向型対話システム
5.1 タスク指向型対話
5.2 ネットワークモデル
5.3 パイプラインモデル
5.4 End-to-End モデル
5.5 この章のまとめ

第6章 非タスク指向型対話システム
6.1 非タスク指向型対話
6.2 システム構成
6.3 ルールベースの手法
6.4 抽出ベースの手法
6.5 生成ベースの手法
6.6 統合的な手法
6.7 今後の展開
6.8 この章のまとめ

第7章 対話システムの評価
7.1 評価の観点
7.2 タスク指向型対話システムの評価
7.3 非タスク指向型対話システムの評価
7.4 この章のまとめ

第8章 対話システムのこれから
8.1 対話システムの進化
8.2 今後取り組むべき課題
8.3 この章のまとめ

付録
A.1 書籍
A.2 解説記事・サーベイ
A.3 学会・国際会議・論文誌
A.4 Readings

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ロボスタ編集部

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