
森永乳業は「クラフト 魚 Chee(ウオチー)燻製カツオ」と「クラフト 魚 Chee(ウオチー)ピリ辛マグロ」を、4月1日(土)より全国にて新発売した。
「クラフト 魚 Chee(ウオチー)」シリーズは「魚介とチーズのダブルの旨み」と「食感のある魚介珍味の具入り」で、ビールとの相性にこだわったひとくちサイズの切れてるチーズ。ビールに合うおつまみとして開発された「クラフト 魚 Chee(ウオチー)」は、20枚に切れており、手軽につまむことができることから、味の相性はもちろんのこと、ビールをグビグビ飲むペースにもぴったりの形状になっている。
息詰まった結果、AIに頼る
さて、問題はこの先。森永乳業はこの「クラフト 魚Chee(ウオチー)」2製品を発売するにあたり、「魚介とチーズのダブルの旨み」を表現するイメージをスタッフが上手くまとめることができなかったため、よりによってAIにイラストイメージの生成を頼った。すると、なんとも斬新な作品が生成されてしまったため、全部不採用ながらこれをプロモーションに活用にするため、「AIイラスト展覧会」として特設サイトを開設し、AIが生成した作品を数点公開した。
同社は「すべてが間違っており、当然の不採用ではありましたが、あまりにも斬新であったため、AIイラスト展覧会として特設サイトを開設して作品を公開させていただきます」とオチャメに語っている。
・商品はビールとの相性 96点という高得点をたたき出した「魚介とチーズ」の新商品
・魚介とチーズのイメージが湧きにくいためAIでキービジュアルを制作
・仕上がった作品が斬新すぎたので不採用ではあるけど展示会として公開
・ビールとの相性がいいことを表現したマッチングサービス風のCMも公開
AIが描いたウオチー その1.
AIが描いたウオチー その2.
(その3が飛んで)AIが描いたウオチー その4.
その他、全作品は森永乳業の「AIイラスト展覧会」で閲覧できる。
morinagamilk.co.jp/products/brand/uochee/ai/
斬新すぎたAIイラストの作品
おつまみチーズにおいて、「魚介とチーズ」に特化したシリーズが少ないからこそ、組み合わせのイメージが伝わり「食べてみたい」と思っているよう、イメージビジュアルの制作を企画。昨今、話題になっているAIイラストを使用してビジュアル作成を行なったところ、数々の名作が誕生した、としている。
「おつまみチーズ市場に影響を与える新たなシリーズとして期待している本商品。斬新さが限度を超え、残念ながら採用には至りませんでしたが、多くの名作が集まったためAIイラスト展示会としてサイトに公開」したとのこと。
なんかおかしなことになってきた。
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