
TRIBALCON.は、茨城県の委託を受け、アドバンスト・メディアと共に茨城県公認VTuber「茨ひより(いばらひより)」のAI版「AI茨ひより」を発表。「AI茨ひより」は2023年4月29日・30日に幕張メッセ国際展示場で開催される「ニコニコ超会議2023」の茨城県ブースに登場する。
「AI茨ひより」は自治体公認VTuberに、アドバンスト・メディアが開発したOpenAI社の会話生成AI「ChatGPT」と連携したAI音声対話アバター「AI Avatar AOI」のシステムを組み込んだ国内初の取り組みとなる。
「茨ひより」の性格、口ぐせ、得意分野の知識などを抽出、「AI茨ひより」に本来のキャラクター性を再現
VTuber関連の制作を手掛けてきたTRIBALCON.がキャラクター運用のノウハウを活かして、「茨ひより」の性格、口ぐせ、得意分野の知識などを抽出。「AI茨ひより」に設定として盛り込むことで、「茨ひより」本来のキャラクター性を再現した。
AIとの自然な対話を可能にするのは、アドバンスト・メディアが開発した「AI Avatar AOI」のシステム。キャラクター設定にそぐわない用語や応答を回避するフィルタリング機能と、専門用語や固有名詞を高精度で認識する辞書登録機能が、様々な用途に応じた会話を可能にする。
また、「AI茨ひより」の声には「茨ひより」の収録音声をもとにした音声合成を使用。キャラクターの感情を表すモーション、アニメーションについても忠実な再現を目指すとしている。
ニコニコ超会議2023・茨城県ブースで広報活動を行う
「ニコニコ超会議2023」茨城県ブースに「AI茨ひより」が登場。来場者は自然な話し言葉で自由に会話を楽しめ、会話の中で茨城県に関する情報を織り交ぜながら話すことで、自治体の魅力を発信する広報活動を行う。
それに先駆けて、茨城県水戸市出身のウェザーニュースキャスター檜山沙耶さんが「AI茨ひより」と会話をするコラボ動画を2023年4月20日(木)にYouTube「いばキラTV」チャンネルで公開した。
キャラクターAIという新たなパートナーの創出
TRIBALCON.はVTuber関連事業をはじめとしたキャラクター運用を昇華させ、AIに生い立ちや性格、得意分野の知識、話し方のクセなどの個性を持たせる開発を推進、その第一歩として既存キャラクターのAI化に取り組み、ユーザーとキャラクターが双方向性にコミュニケーションする新たなサービスを創出するとしている。
また、コンテンツが持つ世界観を壊さないキャラクターAIの開発に一層力を入れ、今後も展開していく予定。キャラクターAIとの自然な会話を実現することで、その先の日常生活で気兼ねなく話せる「新たなパートナー」の提供を目指す。
ニコニコ超会議2023・出展ブース概要
開催日時 | ネット:2023年4月22日(土)~30日(日) リアル:4月29日(土)・30日(日) |
---|---|
会場 | リアル開催:幕張メッセ国際展示場1~11ホール+イベントホール ネット開催:ニコニコ公式サイト・総合TOP(https://www.nicovideo.jp/) |
出展場所 | 幕張メッセ国際展示場1階 「出展社・出展団体ゾーン」4ホール B42「茨城県」ブース |
この記事を読んだ人におすすめ
-
日本発オルツの対話型AI「LHTM-2」は「ChatGPT」とどう違うのか!? 高性能AIチャットボットが普及する未来とは? オルツCTOに聞く
-
「AIOne」がGPT-4に対応したAI回答リアルタイム表示機能リリース 「ChatGPT」や「Stabble Diffusion」など生成系AIに切替可能
-
「AI・人工知能EXPO【春】」開催!ChatGPTなど生成系AI/ジェネレーティブAI関連技術の出展や講演も
-
ChatGPTを活用したチャット型無料アプリ「よりそいAI」を使ってみた 寂しさを解消したい、誰かに話を聞いてほしい時に
-
アクセンチュアがテクノロジービジョン2023を発表 ジェネレーティブAIがビジネスの新時代を切り開くと予測 4つのテクノロジートレンド
-
Gateboxが「ChatGPT」と連携した「逢妻ヒカリ」との会話動画を公開 生成系AI対応の研究開発を開始 ビジネスパートナーも募集
-
【速報】NVIDIAが「ジェネレーティブAI」のクラウドサービス提供を発表!大規模言語モデル/画像生成AI/医療向け生成系AIをビジネス活用する時代へ
-
フォトリアルなバーチャルヒューマンと「ChatGPT」を連携して対話可能に 3digが高性能な対話型AIで自然なやりとりの実現へ
-
会話ロボット「シナモン」に高齢者向け「ChatGPT」を搭載 見守りロボットはどう変わる? ドーナツロボティクスとメタリアル
-
バーチャルヒューマン「imma」が初のジェネレーティブアートコレクションを発表 世界5都市のギャラリーでミント可能