ANAホールディングス発のスタートアップ企業のavatarin株式会社は遠隔存在伝送技術「avatar core」(アバターコア)の屋外対応を目指し、屋外対応アバターロボットのデモ機を活用した検証を開始する。
「avatar core」(遠隔存在伝送技術)はアバター技術を活用した社会課題解決のビジョンを実現するための鍵となる技術で、独自開発の通信プロトコルや遠隔AIモジュールなどハード・ソフトウェアを組み合わせた技術の総称。
ホンダ共同開発の屋外対応アバターロボットで技術検証
avatarinは、このavatar coreを現在の屋内対応であるアバターロボット「newme(ニューミー)」だけでなく、さまざまなロボットやモビリティで活用することを目指す。この目的に向けて、屋内だけでなく屋外でavatar coreを搭載したアバターロボットの検証を開始する。
まずは、全日本空輸(ANA)の協力のもと羽田空港の駐機場エリアにて、このavatar coreを搭載し、本田技研工業株式会社と共同開発した屋外対応アバターロボットのデモ機の稼働検証を実施した。この検証にてアバターロボットの屋外稼働に必要な通信環境や操作性が確認できたため、引き続き屋外でのユースケースやさまざまなロボット、自動運転、ドローンなどのモビリティ等への搭載に対応するべく、avatar coreの開発に取り組んでいく。
同社は「avatar coreの研究・開発を推進し、アバターの社会実装を目指す」としている。
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