「レスキューロボットコンテスト2023競技会」8月に開催 ロボットによる「やさしい救助」を競い、評価された14チームで本選開催

レスキューロボットコンテスト実行委員会と神戸市は、2023年6月25日に防災啓発と創造性教育の提供を目的とした、ロボットによる「やさしい救助」を競う、「コグナビ杯 レスキューロボットコンテスト2023 競技会予選」を開催した。レスキューにおける「やさしさ」に対するロボットのアイディア、その完成度と可能性を評価され選抜された14チームにより、競技会本選を2023年8月11日~12日に神戸サンボーホールで開催する。

各チーム製作の災害対応ロボットの例


競技概要

各チームはコンテスト側から示された想定災害シナリオに対しレスキューシステムを提案。競技会までの約半年にわたりレスキューロボットの開発とレスキューシステムの実現に取り組み、最優秀チームに贈られるレスキュー工学大賞を目指した様々な取り組みを行う。

競技ミッション

参加チームは、指定されたスタートゲートからロボットを投入し、制限時間内に3つのミッションを行う。各ミッションを達成すると、それぞれに決められたミッションポイントが与えられる。

作業ミッション 通路にある障害物を撤去、ブレーカー操作を模したライトをOFFにする。
調査報告ミッション 建物内の被災状況を報告する。
救出ミッション 競技フィールド内に数体置かれているダミヤン(要救助者を模したレスキューダミー)を探索発見し、部屋から救出した後、安全な場所(救出エリア)まで搬送する。ダミヤンの容体を判定するとともに、飲料水などの支援物資を提供する。


レスキューロボット

ミッションを行うロボットはオペレータは目視することができず、ロボットに搭載されたカメラと、様々なセンサ情報だけを頼りに遠隔操縦を行う。


ロボットで要救助者を救い出そう

ロボットは、指定された安全基準で構成されることが求められますが、台数、重量などには制限は設けられていない。またロボットを動かすオペレータは2名までに制限されている。


学生や社会人有志がチームを結成し競技へ挑む

ロボットに搭載したカメラでレスキューロボットを遠隔操作する


本選出場チーム

以下の14チームが競技会本選に参加する。
・Iterators(関西学院大学 AiMEiBA)
・UP-RP(大阪工業大学 梅田ロボットプログラミング部)
・MCT(松江高専 機械工学科)
・QoQ(芝浦工業大学 マイクロロボティクス研究室)
・救命ゴリラ!!(大阪電気通信大学 自由工房)
・大工大エンジュニア(大阪工業大学)
・TASUKE隊(産業技術短期大学 ロボットプロジェクト)
・チームホビーロボット(チームホビーロボット(社会人有志チーム))
・富ロボレスキュー(富山大学 ロボコンプロジェクト)
・長湫ボーダーズ(愛知工業大学 レスキューロボット研究会)
・レスキューHOT君(近畿大学 ロボット工作研究会)
・レスキューやらまいか(静岡大学 ロボットファクトリー)
・六甲おろし(神戸大学)
・ロボメイツ(エアグラウンド)

本選開催日程
日時 2023年8月11日~12日
開催形式 会場における観覧と配信動画の視聴のハイブリッド開催
会場 神戸サンボーホール(神戸市中央区浜辺通5-1-32)


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ロボスタ編集部

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