ビジネスSNS「Wantedly」がChatGPTに対応 自然対話形式で興味ある募集を検索可能に 約10万件の中から最適な募集を提案

ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社は、米OpenAI社の対話型AI「ChatGPT」向けの機能拡張ツール「ChatGPTプラグイン」の提供を2023年7月24日に開始した。

同プラグインを活用すると、ChatGPT上で、Wantedlyに掲載されている募集情報の中から、簡単に興味関心のある募集を探すことがになる。なお、ChatGPTのプラグイン機能は、有料プランである「ChatGPT Plus」に登録している方のみが利用可能だ。


▼【ChatGPTとChatGPTプラグインについて】
ChatGPTは、米OpenAI社が提供する対話型のAIチャットサービスで、人間と話しているかのような自然な対話ができるほか、手軽に高度なAI技術を体験できることから注目を集めている。2023年2月には月間のアクティブユーザーが一億人を突破したという報道もなされるなど、注目度が高まっており、2023年3月には、同サービスの機能を拡張するためのツール「ChatGPTプラグイン」が公開。これにより、外部サービスとの連携が可能となり、ChatGPTの利便性向上が期待される。




WantedlyのChatGPTプラグインについて

まずユーザーが、ブラウザ版のChatGPT上でプラグイン機能を有効にしたうえで、同社が提供するプラグインを選択。その後、希望する職種や勤務地、興味関心などを入力すると、Wantedly上に掲載している約10万件の募集(2023年7月時点)の中から、ユーザーにおすすめの募集を一覧表示する。その中から気になる募集が見つかった際には、Wantedly上の募集ページに移動して詳細を確認し、企業へカジュアル面談を申し込むことができる。同プラグインを活用すると、短時間で希望の募集が見つけられるようになる。またChatGPTと対話を重ねる中で仕事に関する潜在意識が掘り起こされ、今までは気が付かなかった新しいキャリアの選択肢が見つかるほか、自身の検索では発見できなかった企業と出会える可能性もでてくる。


WantedlyのChatGPTプラグイン利用イメージ

ユーザー:『「シゴトでココロオドル」仕事がしたいのですが、オススメはありますか?』

Chat GPT:Wantedlyが提供する情報を取得・検索し、ユーザーの指定条件に合った募集を基本は10件表示

ユーザー:ChatGPT内で表示された募集の中から興味があるものをクリックし、Wantedlyの募集ページで詳細を確認。興味を持った企業へカジュアル面談を申し込む。

※同プラグインは、ChatGPTの有料プランである「ChatGPT Plus」に登録している方のみが利用可能。また、同プラグインはWantedlyを登録していない人も利用できるが、ChatGPTからWantedlyに移動した後、カジュアル面談の申し込み等をする際には、登録が必要となる。




同社の今後の方針

同社ではこれまでも、最新のテクノロジーを活用して、仕事と働き手のより良いマッチング機会を創出してきた。たとえば、機械学習を活用して、ユーザーごとに最適な募集を提示する推薦システムを開発し、運用しており、今後も引き続き推薦システムの精度向上に邁進するほか、今回提供を開始したプラグインの機能改善を図るなどしながら、一人ひとりに合った会社との出会いをサポートしていく予定だ。

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ロボスタ編集部

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