パソナグループとAVITAがアバターによる「薬剤師のお薬相談サービス」を倉敷中央病院が開始 自宅からアバターを介して薬剤師に相談

アバターオンライン接客サービス「AVACOM」を手掛けるAVITAは、アバター技術に強みを持つAVITAと、広く人材ビジネスを手掛けるパソナグループが協業し提供する新しい接客サービス「パソナアバターワークサービス」を、倉敷中央病院へ導入し、アバターによる薬剤師のお薬相談サービスを開始したことを発表した。


リラックスして相談しやすい環境を提供

倉敷中央病院では、外来処方された患者を中心とした薬剤に関する相談を薬剤師が対応しており、対面での相談のほか、飲み合わせや副作用の有無、自己注射や吸入薬の操作方法など月に約120件の電話相談を受け付けてきた。

薬物療法では患者自身での適切な服薬が大切だが、不安や疑問があっても相談できずに次の診察まで我慢して病状が悪化してしまう患者もいる。

また、薬剤師への直接の相談を希望する方もいる一方で、対面や電話での相談に心理的な負担を感じるという人もいるため、リラックスして相談しやすい環境を提供できるよう、アバターによるお薬相談サービスを開始したとのこと。


アバターお薬相談サービス とは

「アバターお薬相談サービス」は自宅などからアバターを介して薬剤師にお薬相談ができるサービス。

相談者のパソコンやスマートフォン、タブレットを用いてWEBブラウザからサービスページにアクセスするとアバターを操作する倉敷中央病院の薬剤師につながり、そのまま相談を開始できる。

アバターは操作する薬剤師に合わせて動きや表情を変え、画面共有で薬の説明書や服薬方法の説明動画などを示しながら説明したり、相談者がカメラで手持ちの薬などを撮影して薬剤師に見せることも可能となっている。


相談する患者のイメージ

アバター相談対応をする薬剤師のイメージ
倉敷中央病院 担当薬剤師のコメント

倉敷中央病院の担当薬剤師は「アバターお薬相談サービス」について、次のようにコメントしている。

倉敷中央病院 担当薬剤師

アバターを利用することで薬相談の心理的ハードルが低くなること、電話では伝わりにくいことが画面共有でより分かりやすくなることに期待しています。既にご利用いただいた方から「電話よりも相談しやすかった」という声もありました。薬について悩まれている方はぜひ、アバターお薬相談を利用して安心安全な薬物療法につなげていただきたいです。


相談方法
対象 処方薬、市販薬、サプリメント、健康食品について相談したい方
利用時間 平日午前9時~午後5時
事前予約 不要
相談料 無料(インターネット通信費は相談者負担)
※匿名での相談が可能ですが、相談内容によっては個人情報を確認する場合があります。


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ロボスタ編集部

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