
ugo株式会社は、株式会社竹中工務店と、小型業務DXロボット「ugo mini」のクリーン環境での適合性と運用可能性を目指して実証試験を実施した。ugo miniのクリーン環境への適合を確認することで、クリーンルームでの遠隔監視作業を担うことができ、作業者の更衣機会や異物持ち込みの低減が期待できるとしている。
今回、竹中技術研究所の実環境を模したバイオクリーン・バイオセーフティ実験施設にて、ugo miniを用いて以下の試験を行なった。
・発塵量測定・可視化:ugo miniの発塵源の特定、リスク把握
・気流可視化:ugo miniの動作(周辺気流の乱れ)が原因の異物混入リスクを把握
・清浄度測定:ugo miniの動作がクリーンルームの清浄度に影響があるか確認
医薬品製造分野のクリーンルーム規格におけるグレードB相当の部屋でugo miniを動作させたところ、上のグラフの通り、清浄度への大きな影響はなく、ヒトとugo miniを比較しても大差ないことが確認されたという。
ただし、この結果は竹中技術研究所実験室のサイズ、空調条件における結果であり、「ugo mini」のクリーンルーム清浄度への影響を一概に示すものではないとしている。
今後も、ugo miniのクリーン環境での適合性と運用可能性について両社で検討を進めていく考えだ。
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