吉野家が店舗から郊外へ牛丼を届けるドローン配送の実証実験 石川県小松市で実用化を見据え
2023年9月15日
By ロボスタ編集部
吉野家、NEXT DELIVERYは、石川県小松市において、吉野家店舗から郊外へ牛丼を届けるドローン配送の実証実験を実施した。
小松市ではドローンを活用した新スマート物流SkyHub(エアロネクストとセイノーHDが共同で開発し展開する、既存物流とドローン物流を繋ぎこみ地上と空のインフラが接続されることで、いつでもどこでもモノが届く新スマート物流のプラットフォーム)の社会実装がスタートし、新スマート物流SkyHubの拠点となる、ほのぼの松東内に構えた「ドローンデポ小松」の開所式を2023年8月28日に実施。
すでにNEXT DELIVERYが実施主体となり、新スマート物流SkyHubのサービスとしてお買い物代行等のサービスをスタートしており、吉野家のお弁当も陸送で自宅までの配送を実施しているが、今回の実証実験は、今後のドローンでの配送も見据え実施した。
実施概要
左より、NEXT DELIVERY代表取締役 田路圭輔氏、吉野家小松店店長 林正美氏、吉野家代表取締役社長 河村 泰貴氏(吉野家小松店前にて)
期間 | 2023年9月12日 |
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飛行概要 | 吉野家小松店から木場潟カヌー競技場艇庫までの片道2.5kmの距離を約6分で飛行 |
運搬物 | 吉野家の牛丼弁当(1配送につき牛丼弁当4個) |
概要 | ・吉野家小松店で調理された牛丼弁当4個が箱に収納され、吉野家小松店スタッフによってドローンにセットされ、10時30分から約30分間隔で離陸し、1ルートを計9回飛行し、小松市民、カヌー選手の元まで届けられた。 ・当該ルートは、2024年に開業を予定する北陸新幹線の線路予定地の上空を飛行するのと、小松空港周辺に位置するため、関係各社との事前調整を経て実施が完了した。 ・牛丼弁当は、熱々で牛丼のたれもこぼれず中身も偏らず高い配送品質で届きました。ドローン配送された牛丼弁当を受け取って食した小松市民は、「店舗で食べる味と遜色ない。むしろいつもよりも温かく感じられる。」とコメントしている。 |
使用機体 | ドローン配送にはエアロネクストが物流用途に特化してゼロから開発した可搬重量(ペイロード)最大5kg、最大飛行距離20kmの物流専用ドローンAirTruck(エアロネクストがACSLと共同開発した日本発の量産型物流専用ドローン)を使用。 |
牛丼弁当がドローンで届く様子を見守る小松ジュニアカヌークラブの皆さん(木場潟カヌー競技場艇庫)
牛丼4個が入った箱を置き配する物流専用ドローンAirTruck
今回ドローン配送した牛丼弁当
吉野家、NEXT DELIVERYは今後も、小松市を皮切りに、各者が相互に連携、協力し、全国において、地域住民のニーズに沿って、ドローンを含む次世代高度技術の活用したサービスを展開することで、地域の活性化に寄与していくとしいている。
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