ワイヤレス給電・充電技術を専門とする株式会社ビー・アンド・プラスは2026年8月12日、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)、産業用ロボットなど向けの新型リチウムバッテリーを新規発売したと発表した。充電・放電用のコネクタをあらかじめ取り付けた仕様で、CAN通信に対応した残量表示機能「CANレベルゲージ」を標準で付属する。
充放電コネクタとCAN通信でバッテリー周辺をシンプルに
今回発売されたのは、協力会社の株式会社日本蓄電池が製造するリチウムバッテリーに、ワイヤレス充電対応の充電用・放電用コネクタを取り付けた製品だ。従来のバッテリーシステムでは、充電・放電のための配線や残量確認用の外部機器が必要で周辺構成が複雑になりがちだったが、本製品は充電・放電コネクタを標準装備することでバッテリー周辺の配線をシンプルにし、機器への組み込みや省スペース化にも配慮した構造になっている。
対応電圧は24Vおよび48Vクラスで、12Vバッテリーのように直列接続する必要がないため、セルバランスが崩れる心配がなく省スペース化にも貢献する。また、CAN通信に対応しており、バッテリー内部の情報を外部機器と連携できるため、電動機器や制御システムへの組み込みにも適した仕様だ。
CANレベルゲージで残量を正確に把握
本製品にはCAN通信対応の「CANレベルゲージ」が標準で付属する。単純な電圧表示だけでは把握しにくいバッテリーの充電状態・残量を、表示色と数値で正確に示すことができる。運用時に「あとどれくらい使用できるか」を確認しやすくすることで、安心感やバッテリー管理の効率化につなげる狙いだ。特にバッテリー残量の正確な把握が重要となる電動機器や産業用途において、運用・管理面でのメリットが期待できる。

想定される用途としては、電動モビリティ、AGV・AMRなどの搬送機器、電動台車・運搬機器のほか、ワイヤレス充電システムを用いた各種電動設備を挙げている。

高出力ワイヤレス充電システムの開発も推進
ビー・アンド・プラスは、AGV・AMR向けにさらに高出力なワイヤレス充電システムの開発も進めている。

同社は接点やコネクタを必要としないワイヤレス給電技術によって、充電作業の自動化やメンテナンス負担の軽減、設備の連続稼働など、製造・物流現場の課題解決に取り組んでいる。
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