
株式会社プロドローン(PRODRONE)は、愛知県が進める「革新事業創造提案プラットフォーム(A-idea)」に「あいちモビリティイノベーションプロジェクト 空と道がつながる愛知モデル2030」を提案し、A-ideaの第1号として採択されたことを発表した。
このプロジェクトでは空と道がシームレスにつながり、ひとつの交通環境としてドローンや空飛ぶクルマ、自動運転車両が同時に安全に制御された、災害にも強靭なモビリティ社会を2030年の実現を目指すとしている。
PRODRONEは2025年までに、官民連携の「空飛ぶ軽トラ」ドローン開発を進める。「空飛ぶ軽トラ」とは50kg積載で50km飛行可能なカーゴドローン。平時には医薬品配送等で中山間部や離島の地域課題に貢献し、災害時は孤立集落等に救援物資を輸送することで減災に貢献したい考えだ。
関連記事「約50kgの荷物を運ぶ産業用ドローン「空飛ぶ軽トラ」実現へ!プロドローンが新製品「PD-Bear10」プロトタイプで救援物資を輸送」
愛知県、株式会社ジェイテクト、名古屋鉄道株式会社とPRODRONEがコアメンバーとなり、5月25日にプロジェクトチームを立ち上げて推進していく。
PRODRONEは「地域から一番信頼されるドローンカンパニーになる」をビジョンに、中部圏におけるドローンエコシステムの構築を目指している。推奨ペイロード20kgで、量産を開始しているマルチコプター「PD6B-Type3」や、2時間飛行可能で耐侯性に優れたヘリコプター型「PDH-GS120」など、産業用ドローンを社内で開発から生産までワンストップで行っている。
「革新事業創造提案プラットフォーム(A-idea)」とは
愛知県は民間提案を起点として、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」を2022年12月に策定した。この戦略に基づき愛知県は、官民連携でのイノベーション創出提案を受け付ける、「革新事業創造提案プラットフォーム(愛称:A-idea(アイディア)」の運用を開始した。受け付けた提案は、有識者で構成する「革新事業創造戦略会議」において審査され、優れた提案を革新事業として選定される。
株式会社プロドローン
この記事を読んだ人におすすめ
-
約50kgの荷物を運ぶ産業用ドローン「空飛ぶ軽トラ」実現へ!プロドローンが新製品「PD-Bear10」プロトタイプで救援物資を輸送
-
雪景色の中「カブッキー」のノベルティグッズを児童生徒に配送 小松市松東地区で「中山間地域におけるドローン配送」の実証実験
-
千葉県勝浦市で地域課題を解決するドローン配送の新スマート物流「SkyHub」サービスを開始 セイノー/KDDI/住友商事/エアロネクストら
-
次世代モビリティ「空飛ぶクルマ」における取組み「東京ベイeSG」が進行 国内初の重量物の物流輸送と有人輸送飛行を想定
-
八丈島で物流専用ドローンを使ったフード/日用品デリバリー の配送実験、注文は出前館アプリで エアロネクスト
-
NVIDIAがアマゾンロボティクスの物流倉庫等のデジタルツイン事例を紹介「Omniverse Cloud」をMicrosoft Azureで提供へ
-
清掃機器のケルヒャーが床洗浄ロボット「KIRA B 50」を発売
-
自動配送ロボット開発の「Hakobot」と「名古屋大学 河口研究室」が屋外走行可能な自動配送ロボット開発に向けた共同研究を実施
-
東京ロボティクス、モバイルマニピュレータ型ロボット「Torobo GTP」で物流倉庫でのピッキング自動化に参入 人との共存ではなく完全自動を狙う