KEENON Roboticsの配膳ロボット「DINERBOT T8」がグッドデザイン賞を受賞

KEENON Roboticsが販売する配膳ロボット「DINERBOT T8」が、使いやすさと安全性を追求しながらも生活シーンに調和するデザインであることが高く評価され、2023年度グッドデザイン賞を受賞した。


「近づいて来るとちょっと嬉しくなる存在」と評価

「DINERBOT T8」が受賞したグッドデザイン賞は公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみであり、世界的なデザイン賞でもある。1957年創設のグッドデザイン賞品選定制度を継承し、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に毎年実施されている。また、受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれている。

「DINERBOT T8」についてグッドデザイン賞審査委員は下記のように評価し、グッドデザイン賞の受賞となった。

グッドデザイン賞 審査委員の評価

ここ最近よく見かけるようになった配膳ロボットであるが、この製品は、人間と同じくらいの幅(38.4cm)に近づき、さらにスリムになり、狭い通路でも人間と同じように動くことができる優れモノである。ボディのスリム化とボリュームの軽減、愛らしいモニターで、まるで生きているかような印象を与え、背面に設置されたトレイは、300度どこからでもアクセスできる機能を携え進化している。無表情な配膳機器ではなく、人型に近い高度なロボットでもない、程よく親しみがあり、確実に仕事をこなす、愛嬌のある表情と音声を持つ、近づいて来るとちょっと嬉しくなる存在だ。そのほど良い機能の立ち位置は、多くの一般人と接するから必要とされる、非常に重要なエレメントである。


「DINERBOT T8」の特徴

「DINERBOT T8」は日本の店舗の狭い通路においてもKEENONが開発したマップ構築システム(SLAM)により、常に信頼性の高い位置決め、より精度の高い障害物回避が可能。最小通過幅55cmの狭い通路を通過することができるコンパクトなボディや使いやすいタッチスクリーンにより、どの角度からでも簡単な操作をすることが可能で、スムーズな配膳・配送を実現している。

「衝撃吸収シャーシ」
配送ロボット「DINERBOT T8」は、最新の衝撃吸収シャーシによる速度コントロールで安全に配送が可能です。様々な場所で応用されており、レストラン、ホテル、バー、学校、病院、ショッピングモールなどで使用されている。

「音声と画面によるインタラクション」
ロボットが目的地に到着するとライトが点滅し音声とタッチ画面の情報により適切な場所からピックアップするように案内し、最大300°のアクセス角度を備えた使いやすいトレーにより快適に料理を受け取ることができるため、様々な施設でスムーズな配送を実現した。

「立体ビジョン」
また、3つ目の立体ビジョンで5cmの低い障害物・階段を検出し、ロボットが人・物に衝突したり、階段から落ちるのを防ぐことができるため、高い安全性を誇っている。

「コンパクトなボディ」
コンパクトなボディで複雑な環境や狭い通路でもスマートな移動を実現し、加えてセンサーで受け取りを検知できるトレーと大型タッチスクリーンを備えた使いやすい設計がされており、どの角度からでも簡単に操作が可能。

「自動充電」
バッテリーが設定した充電残量を下回った際に、充電パイルへの最適な移動ルートで移動し、自動で充電が可能。

「ユニークな表情」
機能性・安全性だけでなく、スリムで可愛い外観とディスプレイに表示される10種類のユニークな表情でお客様とのインタラクションを構築する。

「DINERBOT T8」 商品概要
製品寸法(WxDxH) 384 x 468 x 1123mm
本体重量 38kg
機能 LiDAR(光検出と測距)、立体視、映像モジュール、衝突センサー、IMU(慣性計測装置)
積載重量 20Kg(上部2つは各5kg、最下部は10Kg)
最小通過幅 55cm



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ロボスタ編集部

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