汎用人工知能の到来をカウントする「AGI終末時計」 イーロン・マスク氏やサム・アルトマン氏などAI著名人の発言から生成AI関連企業のWEELが作成

ChatGPTをはじめとする生成AIに関するメディア運営、コンサルティング・開発を行ってきたWEELは、メディア事業の一環として汎用人工知能(Artificial General Intelligence:AGI)到来までのカウントダウンやAIビックテックのAGI到達レベル、現在人間が行なっている仕事の消滅度などをまとめたページ、AGI終末時計をリリースした。


AGI終末時計とは

「AGI終末時計」は、現在のAIの進歩を可視化することで、AGIの到来にどこまで近づいているかを伝えるページ。

AGI終末時計は、様々な憶測が飛び交う中で、AGIの到来はいつになるのかを弊社独自の指標で予測。また、現在人間が行なっている仕事が将来的にAIにどれほど代替されるか、そしてその仕事において最先端を行くリード的存在は何かをリサーチし、掲載をしている。

より正しい情報を伝えるという信念のもと、AGI終末時計は、読者などからの意見を元に客観的な視点をもって随時更新されていくという。


AGI終末時計のコンテンツ

AGI終末時計


サム・アルトマンやイーロン・マスクなど、生成AI業界の著名な人物の発言を元に、2027年1月1日にAGIが到来するとし、カウントダウンをしている。

AGI到達レベル


AGI到達レベルは、OpenAI、Microsoft、Google、Amazon、xAI、Anthropic、Alibaba、ByteDanceなどのAIビックテックがAGIの到達にどれほど近づいているかを可視化したものになる。

Google Deepmindが2023年11月に出した「Levels of AGI: Operationalizing Progress on the Path to AGI」に記載されていた指標を元に作成している。

AIビックテックのAGI到達レベルは、革新的な発表がされるたびに更新され、常に最新の情報を反映される。

AGIパラメータ


AGIパラメータは、現在人間が行なっている仕事内容がどれくらいAIに代替されているのかを可視化したもの。

AIの指標として、チェスなどの対戦ゲームで広く使用されている評価システム「Elo」、言語理解の能力を評価するためのベンチマーク「MMLU」やGoogle Deepmindの「Levels of AGI: Operationalizing Progress on the Path to AGI」などがある。

しかし、これらを生成AIに適用し、みなさまにわかりやすく表現するのは難しいため、WEE独自の指標を作成した。



AGIパラメータも、新しいAIの発表やメディア事業部のリサーチを元に、更新していくとしている。

AGI終末時計の運営方針

終末時計が、世界の平和を祈る注意喚起であるように、AGI終末時計も、AIによる支配を目指すものではなく、むしろ日本らしいロボットアニメやドラえもんのような、AIとの共創カルチャーを目指し、AI-Native世代が楽しく過ごせるように”未来に追いつく指標作り”をヴィジョンとして運営するとしている。

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ロボスタ編集部

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