通算13回目『バーチャルマーケット2024 Winter』開催決定 キヤノンやサントリーなど出展企業第1弾を発表

HIKKYは、ギネス世界記録を4つ取得し、述べ130万人以上の来場者数を記録した世界最大級のメタバースイベントの通算13回目となる『バーチャルマーケット2024 Winter』(Vket)を、2024年12月7日から22日の16日間にわたり開催すると発表。あわせてイベントの出展企業第1弾も発表した。

バーチャルマーケット(通称Vket)とは

メタバース上の会場で、アバターなどの3Dアイテムや、洋服・PC・飲食物などのリアル商品を売り買いできる世界最大級のメタバースイベント。

商品売買の他にも、会場内で乗り物に乗ったり、接客を受けたり、音楽ライブに参加するなど、メタバースならではの“体験”も提供。クリエイターによる3Dデータ商品の個人間売買を目的に始まったバーチャルマーケットだが、近年では様々な企業の参入も増加し、メタバースならではのイマーシブな体験を通したブランド認知度・好感度向上やファン創生の為の新たなPR・マーケティングの場として活用されている。

バーチャルマーケット2024 Winter企業出展VR会場は「ラスベガス」・「お台場」・「フジヤマ」の3会場

パラリアルラスベガス

パラリアルお台場

パラリアルフジヤマ

今回で13回目のVket開催となる「バーチャルマーケット2024 Winter」は、2024年通年テーマである『Boundless!』を基に、メタバースの楽しさや自由さをより深く知ってもらえるため、様々な可能性を広げていくイベントを目指すとしている。

今回の企業出展会場の舞台は『ラスベガス』、『お台場』、『フジヤマ』の3会場。

「パラリアルラスベガス」では、Vket2023 Summerにて展開した会場を大幅にリニューアル。前回再現しきれなかったフリーモント・ストリート・エクスペリエンスやスフィアなど、新しいエリア・ランドマークを追加した。

「パラリアルお台場」では、海浜公園などの自由の女神や各種商業施設などのお台場エリア+ビッグサイトのある有明エリアまで拡張した会場で、「電脳世界」をテーマに、ストーリー性のある体験が楽しめる。

「パラリアルフジヤマ」は、“富士山”をテーマにした、パラリアル会場初となる特定の都市ではなく“象徴”をパラリアル化した会場。現実に則した概念も取り入れつつ、パラリアルという概念を拡張したいという思いから、今回初展開となる日本を象徴する富士山と、日本独特の四季を表した4つの島を巡ることができる、新しいコンセプトの会場となっている。

尚、パラリアルとは「パラレルワールド(並行世界)」+「リアル(現実世界)」を合わせた造語で、リアルとメタバースに並行して存在することを指す。

出展企業紹介

サントリー株式会社


サントリーがVketに継続出展する。今回の出展では、クリスマスシーンに思わずサントリーのノンアルコール飲料を飲みたくなるような、シズル感溢れるイマーシブ体験を展開。年末年始のイベントはサントリーのノンアルコール飲料で楽しもう。(※本ブースへの入場およびキャンペーンへの応募は、20歳以上を対象としている)

キヤノン株式会社


キヤノンのブースでは、高画質な映像と効率的なワークフローを実現するVR映像撮影システム「EOS VR SYSTEM」を活用して制作された3D VR映像をお客様に楽しむことができる。

ブース内ではキヤノンが今年発売したVRレンズ「RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE」及び3D撮影用レンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」で撮影した、まるで被写体が目の前にあるかのような臨場感のある3D/VR映像を体験できる。

今回は登録者数約130万人の料理チャンネル「Genの炊事場」を運営するGen氏や、190匹以上の保護動物と暮らすアニマルYouTuber「アニマルハウスユーキ」氏、Vketアンバサダーの旅人VTuber「日ノ本マイ」氏といったクリエイターとコラボしたVR映像を展開。さらに前回好評だった絵の中に自分が入り込んで撮影することができるウォールアートギミックも展示する。

花王グループカスタマーマーケティング株式会社


花王および花王グループ各社が生産する製品を販売する専門商社の花王グループカスタマーマーケティングが、前回に引き続き大型ブースを出展。

前回好評だった、花王の商品を模したアイテムを使用する爽快ディフェンスゲームはパワーアップし、総合ディスカウントストアのドン・キホーテ、ホームセンターのカインズとコラボレーションしたコーナーも展開する。

キーン・ジャパン合同会社


米国・ポートランド発のアウトドア・フットウェアブランド<KEEN(キーン)>を展開するキーン・ジャパンが初ブース出展。「天井のないところすべて」をアウトドアと定義するKEENは、地球環境にやさしいサステナブルなモノづくり、<CONSCIOUSLY CREATED:地球と人にやさしいツクリカタ>を行っている。

今回、Vketに本格ブースを初出展する<KEEN>は、『パラリアルフジヤマ』エリアにてツリーハウス型のブースを展開。ブース内では、地球環境にやさしいKEENのシューズを、好みのカラーで作る体験ができる。完成後はフォトパネルが表示され、記念撮影も可能。さらにKEENシューズをリアルに再現した3Dモデルも展示し、気に入った商品は、KEEN公式オンラインストアへ遷移して購入することも可能となっており、イマーシブで楽しいメタバースで、KEENの世界を楽しめる。

山形県


山形県が都道府県として初となるバーチャルマーケットへの出展が決定。県内の農林漁業者及び県内食品製造業者が製造する県産農林水産物を使用した加工食品の魅力を発信するとともに、販路の開拓・拡大を図る目的で、Vket Cloudで作成したスマートフォンからもアクセスできるWebメタバース会場及びパラリアルお台場に展開するブースにて「山形のうまいものメタバース展示会」を開催する。

ブース内では山形県産の農林水産物を使用した加工食品を紹介する14社のポスターを展示し、一部の商品はその場で購入することが可能。この機会にぜひ山形県産の“うまいもの”との出会いを楽しんでほしい。

愛知県豊田市


愛知県豊田市の2度目となるバーチャルマーケット出展が決定。パラリアルお台場にて、豊田市の産業(観光・農業等)をプロモーションするブースを展開する。

ブース内には豊田市の観光マップが置かれ、特定の場所を選ぶとその地域の説明や観光地の画像が表示され、正面の大型モニターでは観光気分を味わえる豪華な映像が映し出される。さらにブース中央にはBBQスペースが設置され、来場者同士でジビエ肉、なす、しいたけなどの豊田市の特産品を調理して楽しむことができる憩いの場としても活用することもできる。BBQ内で使用する豊田市の特産品は、ブース内のポスターから専用ページに飛んで購入することやふるさと納税から様々な特産品をGETすることも可能となっている。

さらに豊田市ブース内で撮影した写真を「#Vket豊田市」のハッシュタグとブースの感想を書いてXに投稿すると、抽選で豊田市の特産品をプレゼントするキャンペーンも実施。「いこまいるとよた」の登録ページと、「とよた農産物ブランドくん」の公式Instagramのフォロー画面を合わせて投稿すると当選確率もアップする。

静岡県焼津市


2024年にHIKKYと包括連携協定を結んだ静岡県焼津市の6回連続となる出展が決定。

今回もネギトロや生しらすなどふるさと納税でも人気の地場産品を3Dモデルで展示し焼津市の食の豊かさをアピールするほか、ブース真ん中には巨大な水槽を設置し、焼津港で水揚げされるマグロやカツオなどを捕まえるゲーム“大漁!焼津フィッシューティング“が楽しめる。さらに前回好評だった、まるで焼津市にいるかのような体験ができる360°映像を今回も展示される。

マツダ株式会社


マツダがバーチャルマーケットに初出展。「前向きに今日を生きる人の輪を広げる」というパーパスを策定したマツダは、なりたい自分を表現できるメタバース文化との親和性を感じ、ブランド認知拡大・顧客接点の拡張・新規ファン獲得を目的にVketへの出展を決めた。

パラリアルラスベガスにて、マツダを代表するライトウェイトスポーツカー「ロードスター」を自分好みにカスタマイズして、好きな背景&演出と一緒に写真撮影ができるブースを展開する。車体の色をカスタマイズできる他、自分のアバターのデカールを車体に貼り付けることもでき、ここでしか創れないオリジナルのロードスターと一緒に思い出となる写真・動画撮影が可能だ。

株式会社Robot Consulting


士業×AIによる“法の民主化”の実現を目指すRobot Consultingの5度目となるバーチャルマーケット出展が決定。

パラリアルラスベガスに展開する裁判所をモチーフにしたブースにて、同社が開発中のAIサービス『ロボット弁護士』の3Dアバターを設置し、AIを活用した“音声会話”で日常の困りごとや法整備がまだ充分でないデジタル空間上の法律について話を聞くことが可能。

また、ブース内に入ると「有罪・無罪ゲーム」が始まり、Vket公式キャラクターの「Vketにゃん」から来場者に対して“隠された罪”の判決が言い渡され、判決に合わせた特殊な演出を楽しめる。

アサヒ飲料株式会社


アサヒ飲料がバーチャルマーケットに初出展。

新たなファンコミュニティの醸成・拡大を目的にメタバース領域における挑戦をHIKKYと共に進めているアサヒ飲料は、VR空間での商品開発会の体験・認知拡大を目的にパラリアルラスベガスにて、カフェ会議室のようなブースを展開する。

ブース内では今までの商品開発会にて有志のVRユーザーと共に開発した、オリジナルギミック付きの「カルピス」やウィルキンソンなどのアサヒ飲料商品の3Dモデルを設置し、来場者にメタバース空間における飲料の楽しみ方を感じてもらう。さらに「〇〇味の『カルピス』がほしい!」など自分のほしい飲料の味を考えてもらい、飲料3Dモデルと共に撮影した写真を指定のハッシュタグを付けてSNSに投稿するフォトコンテストを実施する。素敵なアイデアを投稿した参加者を表彰し、後日表彰式も開催する。

上記以外にも数多くの企業の出展が決定しており、その他の企業出展ブース詳細は今後随時発表される。

出展・協力企業、IP、アーティスト、特別協力一覧


サントリー株式会社/キヤノン株式会社/花王グループカスタマーマーケティング株式会社/キーン・ジャパン合同会社/株式会社 大丸松坂屋百貨店/株式会社ユニバーサルエンターテインメント/サミー株式会社/静岡競輪場/山形県/愛知県豊田市/静岡県焼津市/マツダ株式会社/ヤマハ発動機株式会社/株式会社Robot Consulting/株式会社東京マルイ/アサヒ飲料株式会社/株式会社みすずコーポレーション/まねき食品株式会社/札幌駅総合開発株式会社/株式会社ベルク/富士フイルムビジネスイノベーション株式会社/株式会社BeBlock/独立行政法人情報処理推進機構/SO.ON project LaV 東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校 高等課程/株式会社メルタ/株式会社diVRse/UUUM株式会社/RKB毎日放送株式会社/株式会社ゆりかもめ/デックス東京ビーチ/アクアシティお台場/Vtuber Expo/OffKai Expo/VRChat/合同会社Kit/ナッジ株式会社
※順不同、11月18日時点での発表企業を掲載

特別協力
NTT東日本

バーチャルマーケット2024 Winter開催概要

名称 バーチャルマーケット2024 Winter
主催 VR法人HIKKY
会期 メタバース会場→2024年12月7日~12月22日(計16日間)
VketReal会場→2024年12月21日・22日(計2日間)
テーマ Boundless!
企業出展会場 パラリアルラスベガス/パラリアルフジヤマ/パラリアルお台場
VketReal会場 池袋サンシャインシティ 文化会館ビル2F 展示ホールD
来場方法 VR機器・ゲーミングPCからはVRChat内特設ワールドにご来場いただけます。
一部、スマートフォン等からURLクリックのみで入場できるブラウザ会場もご用意いたします。
また、一部の会場はMeta Quest単体からもご入場いただけます。
公式SNS X:https://twitter.com/Virtual_Market_ 
YouTube:https://www.youtube.com/c/vketchannel
Instagram:https://www.instagram.com/vket_official/

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ロボスタ編集部

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