NTT東日本 AIでネットワーク品質を可視化、運用管理を大幅に効率化「BizDrive AI Wi-Fi」を提供開始

NTT東日本は、ネットワーク運用をAI技術で革新する次世代Wi-Fiソリューション「BizDrive AI Wi-Fi」を2025年2月3日より提供開始する。

「BizDrive AI Wi-Fi」はネットワーク分野にAI技術を導入することで、IT人材不足の課題解決やネットワーク運用状況を、ユーザー目線での見える化として実現する。また無線ネットワークの「見えにくい課題」をAI技術により顕在化させることで、ネットワークの改善と将来にわたる継続的な品質向上が可能となる。

さらにNTT東日本が持つAI技術の知見と無線環境構築の豊富な実績を活かし、設計・構築・運用をパッケージ提供することで、顧客のネットワーク環境における変革を支援する。


ネットワークの運用管理の負担が増大

近年、フリーアドレス化やリモート会議の増加などに伴い、ネットワークの無線化に対するニーズが増大している。また、小売業や製造業など、多拠点に展開する業界や大規模ネットワークを保有する顧客は、維持管理や突発的な通信トラブルへの対応に課題を抱えている。

一方で、IT人材不足が深刻化しており、ネットワークインフラの運用管理における負担が増大。特に目に見えない無線環境では専門的な知識を持つ人材が求められる一方、その確保が難しくなっている。

それらの課題を解決する手段として、AI技術を活用したネットワーク運用の効率化・高度化へのニーズが高まっているが、導入効果や実運用での活用方法に具体的なイメージが描きにくいのが実態である。

このような状況を踏まえ、NTT東日本は早期にAI技術を活用したネットワーク分野の知見を確立し、その成果として次世代のネットワーク運用を実現する「BizDrive AI Wi-Fi」を提供開始する。

「BizDrive AI Wi-Fi」概要

「BizDrive AI Wi-Fi」は、AI技術を活用して従来型無線ネットワークを変革する次世代Wi-Fiであり、ネットワークの設計・構築から運用までを一貫してサポートするパッケージ型サービス。従来は熟練の技術者でなければ見えにくかったネットワークの品質を可視化し、運用管理の大幅な効率化を実現する。また、AIがユーザー体感品質を継続的に分析・学習し、電波環境を自動調整することで、より安定した通信環境を提供する。これらにより、専門知識がなくても高品質なネットワーク環境を実現できる。

さらに、AIによる24時間365日の自動監視と予兆検知により、従来の事後対応型から予防保守型の運用へと進化し、見えない課題を顕在化させることでネットワーク品質の継続的な向上に寄与する。

本ソリューションは顧客の規模や業種を問わず、大規模なネットワーク更改はもちろん段階的な導入にも柔軟に対応が可能となっている。

「BizDrive AI Wi-Fi」の特長

「BizDrive AI Wi-Fi」は、AI技術による革新的な機能と実績に基づくサポート体制により顧客のネットワークに以下の価値を提供する。

特長1:「AI技術を活用した次世代無線ネットワーク」

・ユーザー目線でのネットワーク状態を可視化
・AIによる切り分けサポートで業務を効率化
・強化学習によるAI技術の継続的な精度向上

特長2:「ネットワーク品質の継続的な改善を実現」

・AIが通信状況を分析し課題を顕在化
・ネットワーク利用状況に応じた自動電波調整
・予防保守によるプロアクティブな品質改善サイク

特長3:「豊富な実績に基づく信頼のトータルサポート」

・あらゆる規模での実績を活かした個社別の提案
・インターネット回線を含めた包括的なソリューション提供
・要件定義から設計・構築・運用までワンパッケージ

今後の展望

NTT東日本は、「BizDrive AI Wi-Fi」の提供を通じて、AI技術を活用したネットワークの新たな価値を創出し広く展開することで、次世代ネットワークの実現を目指すとしている。

また、「BizDrive AI Wi-Fi」を検討する顧客に対しては実際の画面を用いたデモンストレーションも用意されており、管理画面の操作性や、AI技術による分析・可視化の効果を実際に体験することで「BizDrive AI Wi-Fi」がもたらす価値を紹介する。

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ロボスタ編集部

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