ヒューマノイドロボットが物流現場で働く未来像? Figureがパッケージを認識・選別する動画を公開 OpenAIやMicrosoft、NVIDIAなどが出資

Figure社は「ヒューマノイドロボットを労働の現場に取り入れることは、当社のミッションの中核」と語り、Figureのヒューマノイドの実世界アプリケーション「物流パッケージ」向けの選別と作業をおこなう様子を2月27日に動画で公開した。Figureは、Microsoft、OpenAI Startup Fund、NVIDIA、ジェフ・ベゾス氏などから1000億円以上の資金調達をしているスタートアップ企業。


段ボール製の箱やビニール袋など様々なパッケージのものがベルトコンベアを流れてくる。それらを認識し、バーコードを識別して配置、目的の製品をピックアップして別のベルトコンベアに流す様子が見られる。また、ベルトコンベアを流れる環境は常に変化し、対応するために、自己調整能力機能が働いている。

■Helix Logistics

物流現場にヒューマノイドを導入するためには、人と同じレベルのスピード、精度、適応性が求められている。
同社は、前回の動画で新技術「Helix」を紹介した。「Helix」は知覚、言語理解、学習制御を統合する「視覚言語動作 (VLA)」 モデル。今回の物流現場への活用は「Helix システム1 (S1)」が応用されているという。


「ステレオビジョン(正確な奥行き認識)」「マルチスケールの視覚表現」「各ロボットの自己調整能力」「トレーニング時間の高速化」など、「Helix」は高い成功率を維持しながら、高速な実行速度を実現している。


技術の解説は、同社のウェブサイトでも確認できる(英語)。

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Figure helix-logistics

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