
Sanctuary AI は、汎用ヒューマノイドロボットに新開発のタッチセンサーを装備してタスクを実行する動画をYouTUBEで公開した。
Sanctuary AIは汎用ロボット向けのAIを開発している。公開した動画では、ヒューマノイド「Phoenix」に新開発の触覚センサー技術を搭載。遠隔操作によって視覚と触覚を使って複雑でタスクを高精度におこなう様子を観ることができる。
手探りでモノを掴む「ブラインドピッキング」の様子も動画で確認できる。
■Sanctuary AI Equips General Purpose Robots with New Touch Sensors
Sanctuary AI の CEO、James Wells 氏は「触覚は、ロボットに人間レベルの器用さ、正確さを生み出すための重要な要因です。当社の触覚センサーは、視界が遮られている場合でも信頼性が高く、精密な操作を確実に実行し、ブラインドピッキング、滑り検出、過度の力の適用防止などの機能を実現することができます。汎用ロボットができることの範囲を広げるでしょう」と述べている。
「視覚で物体に手を近づけて、掴む際には触覚が加わって正確性を増す。触覚では接触を得ることができ、質感を得ることができ、視覚だけでは得られない豊富な情報を得ることができます。私達、人間もモノを取るときに視覚で容器やその場所に手を伸ばしますが、掴むときには視覚ではなく触覚でピッキングしています」
「Phoenix」の身長は173cm、体重70kg、最大25kgの物体を持ち上げることができ、20の自由度でハンドには触覚センサーを備えている。
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神崎 洋治
神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。