日本庭園で幻想的な光と音のライトアップを楽しむ「旧芝離宮夜会 ひかりめぐる庭」体験レポート 5月25日まで開催

東京・浜松町の「旧芝離宮恩賜庭園」では夜間ライトアップイベント「旧芝離宮夜会 by ワントゥーテン 〜ひかりめぐる庭〜」が2025年5月25日まで旧芝離宮恩賜庭園で開催されている。時間は18時30分~21時30分まで。入場料はオンライン前売り券が1,000円(数量限定)、当日券が1,200円(すべて税込)。未就学児は無料(詳細は公式サイトを参照)。
また、5月23日(金)と24日(土)は、エリア内の船着き場から発着するクルーズ船を特別運航する。東京ベイの夜景を海から楽しむことができる。
日本庭園を最新のデジタルアートで楽しむ夜会
このイベントは今回で7回目の開催となる。
見どころはまず、株式会社ワントゥーテンが演出する光と音のデジタルアートプログラム。
光と音のデジタルアートプログラム
庭園内の「潮入りの池」を中心に、庭園に古くからたたずむ景石や築山、灯籠などの造形に光と音を重ねた、「和」独特の世界観を光と音で感じるライトアップショーがおこなわれる。
それぞれが持つ歴史や美しさを際立たせる演出を展開。今回は更に庭園内を回遊可能なエリアが広がり、今年は馬場跡まで巡ることができるようになった。
■日本庭園で光と音のライトアップイベント「旧芝離宮夜会 ひかりめぐる庭」
園路には、光や音、デジタルアートの演出が点在し、景色が移ろう回遊体験を楽しみながらの散策もできる。
今回の舞台となる旧芝離宮恩賜庭園は、江戸初期に海を埋め立てて造成された。海水を池に引き入れることで潮の干満によって風景が変化する「潮入りの庭」として造られている。池を中心にして、築山・中島・枯滝・橋・石灯籠などが配置された「回遊式泉水庭園」として知られている。
に佇んでいたであろう雪⾒灯籠。 撮影:ロボスタ
今年は、この庭園に古くから佇む一つひとつの「モノ」に焦点を当て、それぞれの造形や配置に込められた意図を通して、庭園の歴史と魅力をより深く感じられる演出を展開している。
夜会限定のフードメニューを提供
藤棚や馬場跡では演出とともに、夜会限定のフードメニューを提供している。庭園の風景とともに、味覚でも庭園の夜会を感じることができる。
「旧芝離宮夜会 ひかりめぐる庭」開催の背景
浜松町駅を中⼼とする浜松町芝⼤⾨・⽵芝・芝浦の各エリアは、今回の会場となる旧芝離宮恩賜庭園をはじめ、東京タワーや増上寺といった歴史的な⽂化施設や、⽔辺の景観に恵まれた空間が広がっている。この地域では、⼤規模な再開発が進⾏し、都内でも特に注⽬を集めているエリアのひとつ。
この3エリアは、エリアマネジメント団体の⼀般社団法⼈浜松町芝⼤⾨エリアマネジメント、⼀般社団法⼈
⽵芝エリアマネジメント、⼀般社団法⼈芝浦エリアマネジメントは、地域資源の利活⽤とエリアの活性化を⽬的
に連携を図り、「旧芝離宮夜会」をはじめとする多様な取り組みを共同で展開している。
イベント概要
イベント名 | 旧芝離宮夜会 by ワントゥーテン 〜ひかりめぐる庭〜 |
---|---|
開催時期 | 2025年5月22日~5月25日 18:30〜21:30(最終入場21:00) 入場可能時間:①前半チケット18時30分~、②後半チケット19時45分~ ※入替制ではございません。会場内コンテンツは1時間程度でお楽しみいただけます。 |
開催場所 | 旧芝離宮恩賜庭園 (東京都港区海岸1-4) |
入場料 | 前売チケット:1,000円(オンライン販売/数量限定) 当日券:1,200円(数量限定) ・オンライン当日券:当日0時より販売開始 ・会場窓口販売:当日18:30より現金のみで販売開始 ※未就学児無料(小学生以上からチケットが必要) |
主催 | 公益財団法人東京都公園協会 |
総合演出 | 株式会社ワントゥーテン |
共催 | 一般社団法人竹芝エリアマネジメント、一般社団法人芝浦エリアマネジメント、一般社団法人浜松町芝大門エリアマネジメント、株式会社ワントゥーテン |
後援 | 竹芝地区まちづくり協議会 |
特別協賛 | 株式会社アートブレーンカンパニー |
飲食協賛 | THE PLACE of TOKYO |
協賛 | 鹿島建設株式会社、清水建設株式会社 |
協力 | 一般社団法人竹芝タウンデザイン、一般社団法人CiP協議会 |
制作協力 | 西尾レントオール株式会社 |
光と音のライトアップショー、デジタルアートと美食が彩る夜の庭園体験「旧芝離宮夜会」を開催 今年は初公開エリアも登場
「宮本武蔵の鯨退治」「相馬の古内裏」など体感型デジタルアート「歌川国芳展」開催中 公式記録写真を公開 北海道立近代美術館
リアルタイムに変化するアートとテクノロジーの融合 札幌 宮の森の美術館にチームラボが「教会跡に増殖する無量の生命」を展示へ
「国宝 松本城天守 プロジェクションマッピング」が17万人以上の来場者を記録 第3期の公式記録映像を公開
富山城で史上初のプロジェクションマッピング開催へ 一旗が能登半島地震からの復旧・復興を応援
東京の夜景をバックにドローンと花火、ライブパフォーマンスによる圧倒的スペクタクル「STAR ISLAND 2025」今年もお台場で開催
この記事を読んだ人におすすめ
-
光と音のライトアップショー、デジタルアートと美食が彩る夜の庭園体験「旧芝離宮夜会」を開催 今年は初公開エリアも登場
-
「国宝 松本城天守 プロジェクションマッピング 2024-2025」が長野県松本市で開催中 国宝5天守の一つ国宝松本城にデジタルアート映像を投影
-
徳川家康生誕の地、岡崎城でプロジェクションマッピング開催 家康ゆかりの文化財など文化歴史をモチーフに
-
「国宝 松本城天守 プロジェクションマッピング」が17万人以上の来場者を記録 第3期の公式記録映像を公開
-
「超さわれる美術館」開催 ハプティクス(触覚伝達)技術を活用し視覚障害者とともにアートを「体感」ENTOUCHABLE MUSEUM
-
光と音楽で彩るダイナミックで幻想的なイルミネーション横浜「ヨルノヨ2024」開催 大さん橋に巨大な鯨、コカコーラとのコラボ企画も
-
ガンダムシリーズ45周年記念「GUNDAM NEXT FUTURE-FINAL-」イベントを東京・大阪で開催 初音ミクや fragmentともコラボ
-
圧巻!一夜限りの「コカ・コーラ クリスマスドローンショー2024」参加レポート 1225機のドローンによるスペクタクルショー
-
NTT「IOWN×ロボットプログラミング」東京・大阪を高速回線で結んでロボットを遠隔操作「未来の授業を体験しよう!」
-
最新のAI技術やトレンドがわかる「AI博覧会 Osaka 2025」 三井住友やGoogleなどカンファレンス登壇者10名を追加発表(第3弾)
ABOUT THE AUTHOR /
神崎 洋治
神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。