万博にスマートゴミ箱「SmaGO」展示 ゴミの圧縮が見えるスケルトン仕様で循環型社会を実感 フォーステック

株式会社フォーステックは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)内で開催される「スマートモビリティ万博/ROBOT EXPERIENCE(ロボットエクスペリエンス)」に参加し、IoTスマートゴミ箱「SmaGO(スマゴ)」を展示すると発表した。
展示期間は2025年7月28日から8月10日まで。ROBOT & MOBILITY STATIONで行われる。今回は内部構造を可視化した特別仕様のスケルトンモデルを公開し、来場者がゴミを圧縮する様子をリアルタイムで観覧できる体験型展示となる。
「SmaGO」の体験型展示で未来技術を実感
SmaGOは、ソーラー電力で稼働し、ゴミを約5分の1に自動圧縮する機能を持つ環境配慮型IoTスマートゴミ箱。蓄積したゴミ量を通信機能で通知する仕組みにより、回収業務の効率化を実現する。
ラッピングデザインの自由度を活かした分別啓発や協賛募集による運用コスト削減も可能であり、SDGsの17のゴールのうち6つに対応する包括的なソリューションとして位置づけられている。
今回の展示では、来場者自身がスイッチを押すことで圧縮プロセスを始動させるインタラクティブ体験を提供。来場者は、圧縮の様子を見る体験からテクノロジーの力を直感的に理解できる。また、ゴミの減容化によってもたらされる回収効率向上やCO2削減、街の美化といった価値を実感し、循環型社会の未来像を感じられる。
スマートシティを支える社会インフラとしての価値を訴求
フォーステックは、SmaGOを通じて観光客増加に伴う街のゴミ増加、回収業務における人手不足やCO2排出、景観問題などの社会課題の解決を目指している。同社はすでに日本全国に500台以上のSmaGOを展開してきた。持続可能な社会と観光立国を支える社会インフラとしての実績を着実に積み重ねている。
ロボットエクスペリエンスは、ロボットと人が共生する社会像を提示するプロジェクト。案内・清掃・警備・搬送など生活密着型サービスをロボットが担うことにより、来場者にロボット技術の可能性を体感できる機会を提供している。
フォーステックは今回の万博出展を通じて、SmaGOが単なるゴミ箱ではなく、都市を最適化するロボットとして未来のスマートシティを支える社会インフラであることを広く訴求する方針だ。
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